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「知性」では本質はわからない -「感じる」を取り戻そう-

はぁい、ゆかりです🙋‍♀️
2月11,12日に日本一のラコタ族シャーマンカウンセラー『松木正』氏率いるマザーアース・エデュケーション主催の『スウェットロッジ・セレモニー』に参加。
子宮回帰して産まれ直しの儀式です。
いまだ変容プロセスの渦中にいるまま、体験を言語化してみます。

【スウェットロッジってなに?】

私が周囲に「スウェットロッジ行ってくるわ!」というと「それなに?」という返答が返ってくる。
もしくは、コミュニティ『Wisdom Commons Lab』(以下WCL)では「あぁ、行ってらっしゃい❤︎」と返ってくるw

簡単に言うと。
「サウナテントを用いた儀式」ということになろうか。
どないやねんな、めっっちゃあやしいやんか(笑)。

北米インディアンの『子宮回帰』を表すテント(イニィピー)。
中にサウナのように熱した100〜120度の溶岩石を入れる。
この頭からの情報だけでもすでにヤバイ。
ただしサウナとは全くの別物だと思った方が良い。
私が体験したのはまさに「セレモニー」
非日常的な体感覚によってコアが目醒めるような。
自分の内側や自分の祈り、すなわち根底から湧き上がる野性とつながる。
魂のまの『儀式』だった。

松木正さんは、アメリカラコタ族と共にし、日本でラコタ族のセレモニーを執り行うシャーマンとして認められた数少ない日本人カウンセラーだ。
この人、すごい。
すごいとしか言いようがないので、とにかくすごい、と言っておく。
胸には、ラコタのある儀式の最終行程で自ら志願して行う「ピアッシング」の痕がありありと残っている。
私なんぞ、話を聴いているだけ、本で読んでいるだけ、見ているだけで、超痛い。

【なぜ参加したのか?】

言語化が容易ではなく、今なおセレモニー後の変容プロセスの中、廻る内側の自分の感覚を観察し続けて感じている。

そもそも。
WCLのメンバーシップに加入したり、今活動でご一緒している奥西ご夫妻の天命覚醒講座のメンバーになっていなければ、こんな他者に説明し難く一見アヤシゲなスウェットロッジなんてスルーしていたかも(笑)。

そしてこれまでの人生で大量に、心理学、心理療法、コーチング、対人援助技術、脳科学、精神分析、ヒーリング、スピリチュアル、潜在意識系、量子力学、、、などのインプット型学習による習得経験も、私にとっては重要だった。

頭、脳、思考は誤作動する。
思い込みを作り、自分の経験したことをもとに自動思考を作り上げる。
そして肌で感じていないのに「わかった」「理解した」で知ったつもりになる。

それが悪いというわけではない。
目に見えないことでこの世界は、宇宙は、溢れているのに。
結局はそれら全てを知性では、「わかる」わけがないのだ。
まずは「感じる」。
その後で自らの「考える」。

どこかからの知識や情報、誰かの話、は所詮自分のものにはなり得ない。

感じることから始まって、自らで考えたのちに、自分だけの「哲学」になる。
それは目に見えることや、科学を超えた自分だけの「叡智」を築き創り、醸成していくのだろう。

だからこそ。
この詰め込みまくった頭で生きている自分を、本来の自分に立ち返ってココロを、魂を取り戻したくて。
日常を超えた身体的な体験こそが、野性、すなわち自身の魂を取り戻していくことなのだろうな、と。

そのひとつの選択として『スウェットロッジ・セレモニー』が。
なんか怖くてたまらんしサウナも熱いのもだいぶ苦手だけど。
「これや!」ってぴこ〜ん!と来たのだ。

【ざくっと体験記】

最初に言いたい。
まだ変容中だということと。
体験する一人ひとりが、その人だけの体験を得る。
なのでこの体験記は、この私がその時に体験したこと、であって。
今の私が体験するとしたら、また違った体験になる。

集まったメンバー、共に産まれ直した「兄弟姉妹」のその時がダイナミクスによって祈りの場を創る。
セレモニー前にワークを2つ行い、祈りの歌を練習し、寝食を共にする。
それら全ての過程がすでにセレモニーの始まりでもあった。
初めて出会った人たちの中で。
これまでは、殻に少し穴を空けて傷つかないか安全か様子を伺って心を閉じていただろう。
だが、ワークの時点で、目の奥がウルウルと潤ってくる。
それを感じていると心のもっと奥の方が震えていることを、体感をもって「感じて、わかる」のだ。
この感覚は、「恐れ」をも呼び起こす。
触れてはならない、やわらかいところへ浸透していくような、素裸の純度の自分が出てきてしまうのでは、という予感。
頭であれやこれやと思考しているわけではなく、後から湧く「恐れ」を感じて考えていた。

セレモニー中に歌うラコタソングをめぐさんのリードで練習し、セレモニーの流れを聞き、タバコタイズというロッジの中に持参する祈りの品をつくる。
円になって座り、みなの名前や顔、キャラが馴染み出して拡大家族になっていく体験。

そして、いよいよセレモニー本番。
中でのことは、本当に不思議。
細かいことは、ぜひ、ご自身で体験されてください

前日に決まった順番でテントへと、つまり母の胎内へと戻っていく。
胎児になり、熱した石の熱さを感じながら祈りの時間が始まる。
しかしながら、時間の感覚は吹っ飛び、ただそこに在る自分を感じながら、4種類の祈りの声を大いなる神に届けていく。
歌いながら、唱えながら、兄弟姉妹を感じながら。
シャーマン松木さんとシンガーゆうじさんがドラムを叩くのだが、終盤で「音」が「白い光」になってテントを蠢く様が視えた。
錯覚かもしれない、幻覚を見たのかもしれない。
でも確かに体験したのだ。

事前に体験談を見聞きしていたので、相当怖がって入ったテント。
自分の脆弱なマインドでは、パニックになると決めつけていた。
しかしながら、1回目の祈りの順番が回ってきた際には、落ち着いていた。
いい子ちゃんの祈りをしたほどに。
儀式の最中に「いのちの水」が回ってくる時も、あまり飲まずにいられた。
途中何度か苦しさを感じるほどに熱いとも感じていたが、堪え兼ねるほどではなくて。
2回目の祈りの時は、汗と涙ですっかり心もほどかれてやわらかくなり、デリケートな見せたくないような本音が、出た。
これまでの自分だったら恥ずかしくて、言葉にできないようなそんな祈りの言葉を確かに口から発して自分の耳に届いた。
暗闇でのその感覚は強烈に体感覚として刻まれている。
いよいよフィナーレになると、それまでとは比較の対象に逸れるほどに、肺を熱い水蒸気が充満し頭が働かず、ただただ祈り歌い果てそうになりながらも、自分が在ることを感じていた。
すごい体験だった。
いつもより石が焼けていなかったのかと、リピーターさんに後で問うと「今回熱かった」とのこと。
自分がジャッジしているよりも、自分は強いのかもしれない、とそう思った体験にもなった。

セレモニー後は産まれ直したみんなとスタッフたちとで、空の下ありがたさを感じる。
お誕生日おめでとう、私たち!
研修棟に戻って女将まるちゃんのご飯を食べて、五臓六腑に染み渡るお腹が満たされる感覚を楽しんだ。
その後の振り返りのシェアでもまだまだ変容プロセスの中で。
涙もどんどん出てくる。
終了予定時刻を2時間越えて、インディアンタイムの采配を感じつつも。
終宴というセレモニーをどこかで感じた。
ここで出会った拡大家族のみなさんにこの場を借りてもう一度。
ありがとう!

個人的には「マッチで火を擦る恐怖」をプチ克服させてもらえた。
カウンセリングで取り扱って剥がれたと思っていたが、やはりそこは思考の「理解する」、心で「わかる」に留まっていた。
実際に行動し、身体が体験したことによって「腑に落ちた」のだ。
ゆうへいさん、松木さん、ありがとうございます。

【結びに -言語化難しい-】

私たちは「言葉」をもって表現する。
それは大事。
だけど。
言葉を持たずとも「場」を肌で感じたり、そのものをただ在ると感じたり。
そこから感情が生まれて、そしてその後自らが考える。

現代は逆だな、と思った。
まず調べて情報や知識をインプットして、それから体験しに行ってなんとか感じようとやってみる。
悪くはないが、体験中に最初に頭に入れてしまった情報が、体験の可能性を絞ってしまっている。
そこに私たちは、なかなか気づけない。
予定調和の体験に自らがしてしまっている、と。

私は、自分自身に怒っている。
自分自身に落胆している。
自分自身を「私はこんな人」だと決めつけて枠の中で飼い殺している。

頭で理解していたそれらが、心でわかり、そして体感覚へと落ちてきた。

きっと、みんな。
これまでいろんなことがあって。
いつも周りの何かが目に、耳に入り、混乱して、自分を見失ったり。
予定調和や同調圧力の中で、もはやその中にしか安全を見出せなくなっていったり。
自分自身が迷子になっていることにすら気づかずに傷つき過ぎて。
本来の自分を過去に置き去りにして、希望や夢を未来に預けて。
イマココの自分を、見てあげられなくなっている。
忙しすぎる、心をなくしてしまうほどに。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
あなたがあなただから生きづらいこともあり。
あなたがあなただからステキに素晴らしい。
それはあなたがこの世界にただひとつのいのちだから。
どんないのちも、尊くて、触れ合って更に大いなる美しさを紡ぐ。

ひとは自然の一部だと思い出して、ひとに戻っていけたら。
こんなに幸せな世界はなかろうな、と思う。

私は、希う。
一人ひとりのいのちが息吹、輝くことを。
私は、祈る。
世界が癒されるために、私を癒せますように。

今日も全力で感謝。
ありがとうございます。

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たかしまゆかりん
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