時には「悪者」になることも必要
ゾンビ排除計画から早4か月。
当初、4月の人事異動でどうにかすると言われていたが、私たちはそんなことじゃ納得しておらず訴え続けている。
4か月の間に、虚言、自殺未遂報告、仕事放棄など、ゾンビの行動はどんどんエスカレートしており、それに比例して部下の心も限界にきている状況である。
そんな状況でも上は重い腰を上げず、危険人物を放牧している。当然本人はやりたい放題だ。
残された道は「投書」しかない。
しかし、そのことを唯一信頼できるボスに相談したら
「やっと動きがあるかもしれないからちょっと待て」と止められた。
「かもしれない」
その言葉でどれだけ待って、裏切られてきたか・・・
もう今回は、具体的な時期まではっきりさせようと
ボスを呼び出した。
「2月には動くように私も訴えている。絶対に動くから信じてほしい。」との回答だった。
実際、それでも遅いくらいだ。
ゾンビの直属の部下がギリギリの状態まできてしまった。
このままじゃもたないことを本人の口から上に訴えるのが動いてもらうには一番の近道。
だがしかし、あまり言えない子なので現状ため込んでしまって爆発寸前なのだ。
人はなるべく「良い人」でいたい。
どんなに職場環境が劣悪でも、上司がくそみたいなやつでも、飲み込んでうまくやっていくことが最善なのかもしれない。
でも、そうやって我慢して自分が壊れてしまうなら、それは「悪」だと思う。
周りがどれだけ「あの子、このままだと潰れちゃう」と訴えたって、本人の口から話がでなければ上は動いてくれない。
現状を本気で変えたければ、「悪者」にならないといけない時もある。
そんなことをボスは言っていた。。。
私もそう思う。
私は違うと思ったことは違うといえるタイプの人間だが、そんな人ばかりじゃないのはわかっている。
でも、これ以上、ゾンビの犠牲になる人が増えてほしくない。
その子のためにも、潰れる前に勇気を振り絞って訴えてほしい。
私たちは全力でその子を助けるから。