椅子が出来るまで。
こんにちは、ウェルビーングを暮らしに繋げるデザイナーYUKARIです。
さて、前回は体にあった椅子を使うのが
どうして大切なのかお伝えしたのですが、
今回は椅子が出来るまでのお話です。
皆さんが何気なく座っている椅子は、
愛と努力の結晶です!
お尻が痛くならないように、
凹みやへたれがすぐ来ない様に、
座り心地が良く、タスクにも向いている様に。
一つ一つ、目的とバランスを取りながら工夫されています。
上海の家具工場で
ホテルに使用した家具を上海に検査にいった時の写真です。
まずは設計段階で枠組み、しっかりできているかなとチェック。
そしてその上に、ネットやワイヤーを貼って
椅子に座った時の強度を出して、確認してゆきます。
(これが座り心地の硬い柔らかいになります。)
強度が弱かったら、ワイヤーをしめて
(ズボンのフックを閉めるみたいにきつくすると固めの椅子ができます。)
その場で、何度も納得するまで調節してくれました。
そしてその後はウレタンを貼ります。
全部ウレタンを貼るとこんな綺麗に。↓
そして選んだ生地の縫製をして、生地貼り付け。
一枚一枚丁寧に作業が行われていました。
そして貼り終わるとこんな素敵な感じに仕上がってきます。
クッションのカバーの裏にはあるのは空気穴です。
今回はビニールレザーを使用したので穴を作る事でクッションに座った時に
ウレタンの中にある空気を外に逃す事ができます。
家具の用途によってもっとウレタンを厚くして高級感のある椅子にしたり。
座り心地を調整したりしながら、工場で作らてきます。
勿論、工場の前に何度も何度も、家具図を書き、調整しながら
希望のデザインや目的にあったものになる様に
確認してゆきます。
如何ですか?
こうやって皆さんが何気なく座られている
椅子がつくられてくるのです。
どんな風に作っているのか知ると
椅子に対しての世界観も広がりませんか?
Enrich Your Life
YUKARI
↓ライフスタイルを豊かにデザインする可能性の種まき、アップシードスタジオ(株) インテリアデザイン、グラフィックロゴ、サインデザイン