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妊活のヒント 着床期の鍼灸治療

「胚移植の前後に鍼灸治療をすると着床率が上がる」

そんな情報を目にした方(特に妊活中の方)は少なくないかもしれません。


この内容については、
ゆかり堂HPの『胚移植と鍼灸治療』をお読みください。


このことから、ゆかり堂でも
不妊治療の胚移植の際に 鍼灸治療を受ける方が多いです。


その応用として、
妊活、タイミング法や人工授精をおこなっている方にも
「着床期の鍼灸治療」
を提案することがあります。


・卵巣で卵胞が育ち、排卵する

→ 排卵した卵子が卵管内へと移動する

→ 卵管膨大部で卵子と精子が受精する

→ 受精卵が成長しながら卵管内を移動する

→ 受精卵が子宮内まで移動し、子宮内膜に着床する


排卵から6~7日後に着床し始めるとされています。


その時期に鍼灸治療をすると、
胚移植の時期に鍼灸治療をすることと同じ状況になります。


ただし、

胚移植の場合は、
子宮内膜に初期胚もしくは胚盤胞となった受精卵が存在している状態ですが、

タイミング法や人工授精では、
・受精したかどうか
・受精卵が子宮内まで移動してきたかどうか
はわかりません。

あくまでも、
排卵した卵子が精子と受精して受精卵となり、
成長しながら子宮内まで移動した
仮定して、着床を促す治療をおこないます


妊活・不妊治療に関しては、可能であれば、
週に1回のペースで鍼灸治療を受けることが理想的です。
 ↓
理由として

理想的な月経周期は28日です。

①月経期が約3~7日(個人差あり)

→ 経血をすべて出し切り子宮内の環境を整える治療


②月経終了から排卵期
(14日目前後)

→ 卵胞の成長・内膜の増殖・スムーズな排卵を促す治療


③排卵後、受精し着床まで
(約6~7日)

→ スムーズな高温期への移行と卵管の動きを良くして受精・着床を促す治療


④着床期から妊娠反応陽性(もしくは月経開始)までの高温期
(約7日)

→ 高温期の安定と妊娠の維持を促す治療
(もしくは月経前の不快な症状の緩和・スムーズで痛みの無い月経を促す治療)


「週に1回のペース」 だと
上記 ①~④の約7日ごとの時期に合わせた治療がおこなえます。


しかし、週に1回のペースで続けることが難しい方もいらっしゃいます。

その際に、
「いつ治療を受けたらいいですか?」
と質問されることがあります。

お答えとしては、
「改善したい目的によります」


①生理痛などの症状がつらい
 生理をうまくリセットしたい

→ 月経期に鍼灸治療を受ける


②卵胞が育ちにくい
 排卵まで時間がかかるなど

→ 月経終了から排卵期に鍼灸治療を受ける


③着床に向けてもしくは着床を促すように

→ 排卵後、受精し着床期の頃に鍼灸治療を受ける


④着床した受精卵がしっかり根付くように
 月経前の不快な症状を改善したい

→ 着床期から妊娠反応陽性(もしくは月経開始)までの高温期に鍼灸治療を受ける


この中で、胚移植の時期の治療のように
着床期に治療を受けることを選択する方もいらっしゃいます。

そして、ゆかり堂では
この時期に鍼灸治療を受けて、妊娠・出産に至ったケースも多くあります。


「着床期に何かアプローチしたほうが良いのでは?」

とお考えの方は、
鍼灸治療を受けることも選択肢のひとつになるのではないかと思います。


ゆかり堂治療院


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