40歳代半ばの妊娠・出産
ゆかり堂にお越しの方々は、20歳代〜40歳代の女性がほとんどです。
妊活や不妊治療、妊娠中の治療など、産科・婦人科系の鍼灸治療をすることが多いです。
不妊治療の保険適用は、体外受精・顕微授精の場合
・治療開始時点で女性の年齢が43歳未満であること
と年齢制限があるため、
43歳以降は妊娠・出産が難しいように思われますが、
43歳以降でも妊娠・出産するケースはもちろんあります。
今年妊娠された方のうちのお一人は、順調に妊娠週数を重ねており、
出産予定日はご自身の46歳の誕生日と近いため、
「絶対、45歳のうちに出産したい」
と話されていました。
統計データ上、妊娠・出産と年齢には相関があります。
年齢の影響はありますが、当然個人差があります。
私は『実年齢よりもからだ年齢』と考えています。
からだの状態が良くなれば、40歳代半ばでも妊娠・出産は十分可能です。
卵巣・卵子の状態、卵管の状態、子宮の状態、精子の状態など、
個人差はありますが、40歳代半ばでも、
自然妊娠や生殖医療のサポートを受けて妊娠・出産することは十分可能です。
厚生労働省の人口動態統計を見ると、
45歳以上の女性から産まれたこどもの数は
2020年 1,676人
2021年 1,617人
2022年 1,658人
2023年 1,745人(概数のため 確定値は少し減ります)
出生数は、2020年から2023年にかけて11万人以上減少していますが、
45歳以上の出生数に関しては、横ばいもしくは少し増加しています。
40~44歳の女性から産まれたこどもの数は
2020年 47,899人
2021年 48,517人
2022年 46,338人
2023年 46,019人(概数のため 確定値は少し減ります)
40~44歳の年齢層では、横ばいもしくは少しの減少となっています。
・他の年齢層(10歳代~30歳代)と比較すると減少幅は小さいです。
年齢に関しては、どの年代の方でも気にされていたり、
周りの人やSNSなどの意見が気になったりするというお話をよく伺います。
年齢を気にしないということは難しいかもしれませんが、
からだの状態を変えていくことは可能です。
周りの人やSNSなどの意見や情報よりも、
「自分がどうしたいか、どうなりたいか」が大事です。
・40歳代でも妊娠・出産をすることは十分可能であるということ
・『実年齢よりもからだ年齢』
からだの状態が良くなれば、妊娠・出産の可能性は高まっていきます
・からだの状態が良くなければ、20歳代・30歳代でもなかなか妊娠しないということもあります
・周りの人やSNSなどの意見や情報に左右されず、「自分がどうしたいか、どうなりたいか」を意識して行動していくこと
これらのことを理解していただき、行動を変えることで、
からだが変わっていくと、
妊娠・出産をする可能性は高まっていくように思います。
ゆかり堂治療院