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終わりは自分で選べないんだと思った【102日目】
今日は何の日かというと、Twitterで話題の4コマ漫画「100日後に死ぬワニ(きくちゆうき @yuukikikuchi さんの作品)」の主人公・ワニが死んだ日だ。
99日前から毎日1話ずつ4コマ漫画がTwitterに投稿されていて、必ず最後に「死ぬまであと〇日」というカウントダウンが示されている。
でも内容はいつもほのぼのしていて、昨日(99日目)の時点でもワニが病気になったり、死の気配が近づいたりしている様子は全くなかった。
まだ読んでいない人のためにネタバレはしないけど、ワニは突然死んでしまった。多分、主人公のワニも自分が今日死んでしまうとは全く予想していなかったはずだ。
そしてこの「100日後に死ぬワニ」を読み終わったあと、私のWhatsApp(ドミニカ共和国版LINE)に1通のメッセージが届いた。
「明日~明後日でのドミニカ共和国出発便を準備出来る可能性が出てきました。・・・すぐに出発可能となるように、荷造り等準備を早めてください。・・・」
しばらくすると調整員の方から電話がきて、「明日の11時ごろ任地に迎えに行きます」と言われた。
(注:今の時点での情報。今後も状況が変わる可能性はある。また、各国の協力隊が必ずしも同じような状況ではない。)
私はてっきり、15日間国境が閉鎖されるからその間はドミニカ共和国にいることができて、ホストファミリーと過ごせると思っていた。
だから、急いでホストファミリーに「明日出発するよ」と伝え、途中までしか終わっていなかった荷造りを再開させた。
荷造りをしているとき、いろいろなことを考えていた。
「土日を利用して、もっと色々なところを観光すれば良かったな。『まだ1年9か月ここにいるし』と思ってあんまり旅行しなかったな」
「まだあまり話したことのない同僚や学生もいっぱいいたな。もっと積極的に話しかければ良かったかも。スペイン語に自信がないことを理由に、自分から話しかけることをためらってなかったかな」
「もともと私がドミニカ共和国に来て3か月で帰国すると分かっていたら、もっと必死になって色々なことをやっていたんじゃないかな」
私は、協力隊が特別任期短縮になる場合がある(理由は治安の悪化、自然災害など様々)と知りながら、「私の協力隊としての2年間は無事遂行されるだろう」という根拠のない甘い考えが心のどこかにあった。
でも今回の一時帰国の指示を受けて、終わりは自分で選べないんだと感じた。
私はまだ任期が1年9か月残っているので任地に戻れる可能性が高い。でも、任期の残りが少ない人は配属先に戻ることなく、協力隊としての活動が終了する可能性もある。
だからいつ終わりがきても良いように、行きたいところがあったらすぐ行った方が良いし、話せるチャンスがあるときは話した方が良いし、やりたいことがあったらすぐにやろうと思った。
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