【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第2週
思いきり
上に手を伸ばした
昇りゆく太陽に おいていかれないように
気づけば
むっとする土の匂いは はるか下にあって
私は 強い光の中にいる
光が私を抱いているのか
私が光を放っているのか
ともあれ もう意味をなさない
これが私だと思っていたものは
あまりに小さく あまりに大きく
鼓膜がかすかに膨らんで 震える
無限の彼方へ
※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016