【R. シュタイナー『魂のこよみ』】10月第4週

第30週

私を 魂の陽光へと連れだす 
豊かに熟した 思考の果実よ
すべての感情は 
確かな自己意識へと変容する。
いまは秋 精神が目覚めゆく感覚に
喜びが満ち溢れる。
冬になれば 私の内で
魂が夏の盛りを迎えることだろう。

ルドルフ・シュタイナー
(訳:yuka ogiso)
 

空は高く
雲は立ち
太陽は静かな光をもって
葉の落ちた木々の枝間に降り注ぐ

茶色の地面を交互に染める
光と陰とを踏みしめながら
心のどこかに確かな手応えを感じる

獅子のたてがみのように力強い
目の眩むような黄金の輝きが
いまや 私の内にあり
ずっしり実った稲穂となって
収穫の時を待っている

さあ歌おう 喜びの歌を。


※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016


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