「愛という名のもとに」思い出が、いつか支えに
note課題に基づいて書いてみました
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「愛という名のもとに」
昔、一世を風靡したこのドラマ、ご存じですか。
TVer.でみつけてしまい、とあるなんの予定もない午後、ハマってしまった。
鈴木保奈美のまぁなんと美しいこと。
よくできた脚本と、浜田省吾の懐かしいメロディに、涙をポロポロとこぼしながら、気がづけば空ががすこしピンクがかっていた。
わかるわかる。別れの辛さ。泣き続けて会社休んだわ。切ないね。友達の誰かになにかあると、すぐ仕事帰り飛んでったよな。懐かしい。
今や、日々の食事づくりや次々形をかえて襲ってくる体調不良にばかり気にかけて、夜にでかけることもなくなった。こんな切ない気持ちは、とっくに過去に置いてきてしまった。
8話以降の展開が気になるが、一旦中断して、夕食の支度に取り掛かかることにした。ラジオをつける。空は、ますます青みがかった赤に染まっている。ラジオから聞こえてきたのは、チェッカーズの「I LOVE YOU サヨナラ」。あのトランペットの前奏!
あぁ...。図らずも歌詞がすらすら出てきて、歌いながら野菜を切る。自分にもかつてあった、泣いたり笑ったり、忙しかった時を思い出す。
あの、きらきらした若い時代を堪能したからこその今の満足感。
その思い出が、今の自分を下から支えてくれている、と感じる。
いまの若い人達はどうなのだろう。汗流したり、思い切り泣いたり、喧嘩したり、恋愛に没頭したり、ちょっと危ない事してみたり、、出来てるのかな。うちの娘は青春を謳歌できているのかな。出来ているのなら良い。人の心を傷つけない事であれば、たまに無茶してでも、感情をいっぱいに楽しんで欲しい。
いつか、大きくなったとき、人生の行く先にふと寂しさを感じるぐらい大きな大人になった時、
きっとその思い出が支えになるから。
*記事の画像はパレスホテル東京。これまでで、1番好きなホテルです。
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