ネットで家電を買っても、メロンはついてこないね~物を買うのはネットか対面か~
自宅の洗濯機を乾燥機付きに買い替え
要介護3の父の粗相が多くなってきたので、実家の洗濯機を乾燥機付きのものに買い替えることになった。そうなれば、要介護2の腰の悪い母が、シーツを洗濯して干すという重労働から解放される。
そこで、まず、しっかり防水パンのサイズを測り、Amazonで注文した。心配だったので、メーカーにも電話をかけて、数値を伝え、入るかどうかを確かめてから購入。
いざ、配達日。私は新幹線に乗り実家へ。今ある洗濯機の両サイドには、父が元気だった時に自作して取り付けた、棚がある。父は日曜大工の好きな人だった。新しい洗濯機が届くときに邪魔だし、サイズも違うのでその手作りの棚を解体した。今までありがとう。
洗濯機到着!でも、入らないかも……
Amazonが契約した配送業者さんが、現場を見るなり
「これ、たぶん、入らないですよ」
「えー! メーカーさんにも電話して確かめたんですよ」
「この防水パンの内側に、丸みがあるんです」
最近の防水パンは、正方形で、洗濯機の足を置く台座があるものが多いらしいのだが(↓)
実家は築45年の古いマンション。長方形でごく浅い水槽のような形(↓)
この防水パンの内側に丸みがあって、無理やり入れても宙に浮くような形になり、それでは振動に耐えられないと。
返品手続き
「開封前なので、おそらく返品可能です」とのことで、持って帰ったもらった。Amazonに問い合わせしたら、返品OKとのことで、手続きを済ませた。Amazonはやっぱりその辺はてきぱきしていて、好き。
でも、この日を楽しみにしていた母をがっかりさせてしまったし、壊してしまった手作りの棚に載っていた洗剤なども、置き場を失い、床置き状態。もう、まさに
あ~あ
である。
洗濯機のことだけ覚えている父
さて、先日noteにも書いたが、洗濯機買い替えの話を、事前に、認知症の父にできて一安心していたのが
この日に限って、認知症の最大の特徴であり、実は良いところでもある「忘却力」「物忘れ力」を発揮せず、「あの話はどうなったんだ?」としつこくなる父。
早く買ってこい
明日にでも買ってこい
今からでも買ってこい
と繰り返した。
もちろん、次の朝にはちゃんと「忘却力」を発揮したので、ホッとしたのだが、まあ、引っ越しシーズンでもあるので、急いだほうがいい。
ということで、本当に次の日、実家の近くにある家電量販店に出かけた。
私は、コロナ以降、この手の家電量販店にはすっかり行かなくなっていた。Amazonで全部済むんだもの。でも母にとっては、大きな会社の傘下になっても、やはり地元の店は地元の店。厚い信頼を置いている。
やっぱり、物は人から買わないと
ということらしい。
洗濯機売り場専門の担当者と話た結果、次のことが分かった。
私が買おうとしていたものは、扉が丸ごと開くタイプ(我が家もそう)で、お年寄りには向かないかも
部品を交換する場合、国産のものにしておいた方が修理は早い
腰が痛いのなら、取り出し口が従来のものより高くなったものもある
防水パンに入るかどうか、まずは業者が自宅に伺い、きちんと測ってから、製品を決定してもいい
計測は、搬入と同じ会社が行うためセット
そのためには製品を予約する必要があるが、入らなかったら解約も可能
なるほど。パソコン画面から頑張っても読み取れなかった情報が、人の口から出てくると、妙に納得する。商品ページに書いてあるのかもしれないが、自分にとって必要な情報だけフォントが大きくなっているわけでもないので、該当情報を取りに行く労力を考えたら、聞いちゃった方が早いのかもしれない。
結局、取り出し口が上の方にあるものを予約。まずは自宅に測りに来てもらうことになった。
入らなかった場合、こういうもので対応してみるそう。
ただし、その分、前にせり出すので、その時扉がちゃんと開くのかも測ってみましょうと。
こういうことも、双方向に話を進めていく中で、出てくるよね。なんか、久しぶりに対人販売の良さに触れました。
さて、今回のタイトルにもあるメロン。
その店では、某メーカーの大型家電製品を買うと、1契約につき1個プレゼント!というキャンペーンをしていたみたい。
「まだ本契約じゃないんですよ。まず、測りに来てもらって……」
「もしそこで契約がなくなっても、メロンを返せとは言いませんので」
よくよく話を聞くと、キャンペーンのために用意したメロンがどんどん熟してしまい、今日明日中に配ってしまいたいと(笑)
遠慮なく、いただきました。しかも2個も(笑)
この洗濯機問題がその後、どうなっていくのか、私も少し楽しみ(笑)
国産を対面で。母の言うことにも一理あり
国産を対面で。もう、そんなことは長らくしていなかった。
でも確かに、スーパーではなく魚屋に魚を買いに行くと、おまけをくれたり、レシピを教えてくれたりする。もちろん、スーパーの場合だって、ネットの場合だって、同じことをしている。同じなんだけど、確実に何かが違う。そう感じた一件でした。とりあえず、母のもの、実家のものは、その方法にしてみようと、思います。
新たな問題
さて、洗濯機を脱衣所に入れるにあたり、今度はアコーディオンカーテンが邪魔になることが分かった。そのアコーディオンカーテンも45年もので、あちこち外れて、動かしにくくなっているような状態。かなり気合を入れないと開かない(笑)
洗濯機を搬入するために外したら、再度取り付けるのは難しいかもしれないと、最初の洗濯機を運んでくれた業者さんが教えてくれたので、翌日アコーディオンカーテンも予約しました。こちらも、事前採寸。私が測った図面も持って行ったのですが、洗濯機事件で、計測もプロがする方がいいと身をもって体験したので。
この話も他の方の役に立ちそうなので、また記事にしますね。
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