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全ての社会的弱者の立場を理解することはできないけれど

文章力養成コーチの松嶋です。社会的弱者。自分が当事者にならないと本当のつらさわからないよね。変に知識だけがあると、逆にその人を傷つけてしまうこともある。また善意からかけた言葉が、本当にその立場に立っていないと、大変な意味になることもある。

例えば私は今、介護がちょっと大変な時期にあるんだけれど、友達に「介護って大変だよな。まあ介護が終わったら、また遊びに行こうぜ」と言われたとする。でもこの言葉が、どんなにひどい意味なのかは、介護を体験してる人だったら分かる。「介護が終わったら」というのは、今、介護している人が亡くなるということだ。もちろん別の意味にも使われることがある。「親を施設に入れたら」とかね。でも同じような意味だよね。やっぱり介護って、だんだん悪くなっていくものだから「終わり」というのはそういう意味を指すんだよね。

この友達はまだ私に声をかけてくれる分マシで。例えば、街中では、もたもたしているお年寄りに「早くしろよクソジジイ」と怒鳴る人もいるし、言葉がわからなくて手こずっている失語症の人に、軽蔑の眼差しを送る人もいる。街角の募金をガン無視する人もいる。10円くらい入れられるんじゃない?
新宿駅全体の1日あたりの乗降客数は約350万人。一人10円寄付で、1日に3,500万円になるはずなのにね。

レベルは違っても、結局、社会問題って、自分が当事者にならないと、本当の辛さが分からないから、仕方がないのかもしれない。でも、あの辛さと、この辛さは似てるかもしれないと思ってみることはできる。だから、一度でも弱者の立場に立てば、他の弱者の苦労も見えるようになってくる。そして、一度も弱者の立場に立ったことがない人でも、神様から人間にしか与えられていない「想像力」を使って、相手を思いやることはできる。

雇用・就学の機会や人種・宗教・国籍・性別の違い、あるいは疾患などによって、所得・身体能力・発言力などが制限され、社会的に不利な立場にある人。 高齢者・障害者・児童・女性・失業者・少数民族・難民・貧困層などが社会的弱者となり得る。

goo辞書より

社会的弱者に関する問題は、どれもこれも早く解決した方がいいものばかりだ。しかし私たちには、自分の暮らしがあり、体は一つしかなく、全ての社会問題の当事者に、実際に手を差し伸べてる時間はない。でも、想像力を使って、せめてその人たちが1ミリでも生きやすいように、自分の行動を変えることはできる。声をかけてあげる。道を譲る。募金を見かけたらポケットの小銭でもいいので必ず入れる。思いやりを持つ。そういうことが、人間にはできる。

人知れず行動を起こすこともできる。例えば、YouTube を見る時に、1本だけ、1本だけでいいので、気になってる社会問題の配信を見てみる。そして自分にできることは何か、1分でいいので、考えてみる。あるいは1記事だけ読んでみる。1記事だけ。そんな行動はどうだろう。

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