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親の声かけはスヌーズ機能と同じ「朝、子どもを起こさない」

朝、子どもを起こさない。そんな話を講演会などですると、会場はプチパニックになります。

学校に遅刻したらどうするんですか?
間に合わせるために、朝食を抜いてしまうことにならないんですか?
子どもに「なんで起こしてくれなかったの?」って叱られたら?

えっと、そもそも、あなたは、子どもにどうしてほしいんでしたっけ?
自分で起きる子になってほしいんじゃないですか?
だったら、人が起こしちゃだめですよね。
小学校高学年くらいからは、放置でいいと思いますよ。
その方が自分で起きられるようになります。

学校に遅刻したらどうするんですか?
間に合わせるために、朝食を抜いてしまうことにならないんですか?

それはどうやったら分かると思いますか?
そうですね。一回でいいので、体験させたらいいんですよね。
そういう子は、一度困るといいんだわ!という意味ではありませんよ。そんなサディスティックな考えではありません。どうなるのかを体験させるだけです。意外と困らないかもしれないですし、新たな解決策を、あなたが思うものより良い解決策を考えつくかもしれません。そこまで含めてまるっと自立です。

子どもに「なんで起こしてくれなかったの?」って叱られたら?
「あなたが自立した大人になるようによ」って答えてください。
ま、急に起こさなくなったら、子どももびっくりするんで、「お母さん、明日からもう起こすのやめるわ」とか「1回声かけたらそれが最後ね」宣言はしておいた方がいいかもしれませんが。

親の声かけはスヌーズ機能と同じ

アラームのスヌーズ機能ってあるじゃないですか。何分かおきにアラームが鳴る機能。親の「起きなさい」ってまさにそれじゃありません?

起床予定時刻に声がかかる。
5分おきぐらいに、声がかかる。
最終的に、これ以上寝ていたら、絶対間に合わないよって時間にたたき起こしてくれる。

こんなシステムだったら、何年経っても1回目で起きる人間になれるわけがありませんよね。

そしてね、本当のことをいうと、寝坊しても、その後のリカバリで困らないんだったらいいんですよ。

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