親の介護費用は、月15.8万が平均(生活費は別よ)
父の介護を始めてみて、驚いているのが、介護費用の高さ。毎月こんなにかかるなんて、知らなかった。いや、きっと、当時介護中だった友だちから聞いていたはず。でも聞こえていなかったんだね。
そして「我が家は高い」と思っていたけど、だいたい平均値だったことを知った時は、次にこう思った。
今後は大丈夫か?日本よ。
私が購読しているマガジンの漫画にも、同様のシーンが登場する。
娘ですが親の介護は致しません! 15話
幸い、我が家は毒親ではないのだけど(笑)認知症なので、お金の話をすることが、とても難しいです。今のところ、ケアマネさんや家族と相談し、父に理解できているかどうか微妙なところではありますが、なんとかモニタリング会議に参加をしているし、限界まで介護保険を使っています。ところがこの漫画と同じで、ほぼ毎日デイサービスを利用し、デイサービスを利用しない日は、代わりに在宅介護をお願いするとなると、一気に限度額を超えます。
限度額を超えた分は全額自己負担になり、あっという間に15万円超えという感じになります。(生活費は別だよ)
これ、日本の平均ですから、もっと多い人は多いと思います。
介護度が低い母の場合
母は要介護2ですが、幸い、まだ、入浴と排泄は一人でできます。自分でできない、買い物、お風呂とトイレの掃除、部屋の掃除、ゴミ出しなどを訪問介護を依頼してやっていただいています。また、毎食の料理もできないので、夕食は宅配を介護保険で頼んでいます。介護保険の限度額内ですが、無料ではありません。なんとか母の年金から払える感じです。
介護度が高い父の場合
父は要介護3。歩行が難しいので、入浴も排泄も一人でできません。母が介助できたらヘルパーさんに頼まなくてよいのですが、母には父をお風呂に入れたり、オムツを替えたりすることができません。そこで、この2つ、入浴と排泄の介助をデイサービスと訪問介護を組み合わせてヘルパーさんにやってもらっているイメージです。
老々介護で自宅介護だと、もう、この選択しかないような感じです。
特別養護老人ホーム(昔「老人ホーム」と言っていたもの)があるのでは?と簡単に言う人がいますが、そこに入るには、認定と契約が必要。父は、必要な介護度には達していますが、一人暮らしではないので、おそらく難しいとケアマネ談。一人暮らしの老人優先なのだそう。そりゃそうですよね。一人で歩けない、入力も排泄もできない人が一人で暮らせませんから。まずはそちら。でも、これからそのような高齢者は激増します。
幸い、父も母も年金や貯金があるので、この状態さえキープできたらなんとかやっていけるかと思います。ただ「キープ」というのが、老人には無理ですよね。認知症はよくなるものではありませんし、体もどんどん衰えていきます。
そして、次は自分の番。私の場合は、年金も貯金も両親ほどありません。さて、乗り越えられるのか、私。そして、団塊の世代が一気に後期高齢者になる日本、きみは乗り越えられるのか?