ら抜き言葉の見分け方
はい、どーもー。
ゆか先生です。
子どもから大人まで、文章の指導を通じて、より深く考えること、より伝わりやすく表現することについて、インターネットで授業をしている国語の先生です。
以前、生徒に言われて気が付いたんです。
先生、どれが「ら抜き言葉」なのか知らないから、間違っても気づけない。
なるほど。
今日は、とりわけ間違いやすい「ら抜き言葉」を3つだけ紹介します。
三大「ら抜き言葉」
誤りの例
正しくは
正しい使いかた
生徒の言う通り、これが「ら抜き言葉」かどうかなんて、注意されなくちゃ分からない。しかも、生徒はまだマシ。大人になると注意を受けるチャンスも減って、一生、ら抜き。しまいには「いいじゃん、通じれば」とか言い出す。
YOを付けてみる
YOを付けても意味が成立。これらは、「ら」を入れた方がいい言葉。つまり、「ら」を入れないと「ら抜き言葉」になる。
YOが付かない例
切れる→切YO……✕。正しくは「切ろう」だよね。
蹴れる→蹴YO……✕。正しくは「蹴ろう」だよね。
折れる→折YO……✕。正しくは「折ろう」だよね。
YOを付けると意味が成り立たない。これらは、「ら」を入れなくていい言葉。
らを抜いても大丈夫!
敬語の場合
「れる・られる」は可能の意味で付ける言葉ですが、敬語でも使います。その場合は、れる、られる、よりも適切な表現がある場合もあります。
「先生、もう、昼食は食べられました?」なんて言わないでね。
以上、ら抜き言葉の見分け方でした。
なお、ら抜き言葉は、時代と共に変わり、辞書によっては、認められるようになった言葉もあります。それでも、試験ではまだまだ×になりますし、大人が使う場合は、かなり恥ずかしいので、気を付けましょう。
私は「ごめん、職業柄、スルーできない」と、仲の良い友人には注意して回っているイヤなおばちゃんです(笑)