知るべきモノ、肌で実感すべきモノ
皆さん、お疲れ様です(・∀・)
旅行から帰ってきて、すぐに仕事の日常。
なんか、もうワンクッション欲しいなぁって、ゴニョゴニョしてましたw
旅行の初日は、こちらに行ってきました。
東日本大震災で、甚大な被害を受けた小学校の1つ。
この門脇小学校の校庭で、長渕剛さんが紅白歌合戦に出た時に中継で歌われてたところです。
この小学校を、このまま残すのか、それとも壊してしまうのか。
地元の方々は、いろいろ悩まれたそうです。
ですが、資料館のようなかたちで、残すことが選ばれました。
残していただいてるからには、必ず実際に見に行きたいと強く思っていたので、今回はとてもいい機会になりました。
津波の威力で、ぐにゃぐにゃになった消防車が入口からも見えます。
その1台のインパクトがすごくて、東日本大震災という現実をしっかり受け止めていかないと、ダメだ!って自然と思ってしまいました。
小学校の教室も、当時のまま見ることができます。
ここに、いろんなモノを残したまま、着の身着のままで必死にみんな高いところに向かって逃げたんだなぁって。
この小学校に案内してくれたお友達が、震災当時、中学生だった男の子を呼んでくれて、お話を聞かせてくれました。
中学生だった彼は、自分自身も腕をケガしながらも、自分より小さな子たちを、おんぶにだっこ、そして両腕に抱えながら、必死に安全な所まで逃げる事を何往復もしていたそうです。
津波で流れてくる動物たちも、助けられるものは必死に助け続け、飲まず食わずで約1週間。
自分の腕のケガの治療も出来ず、化膿してしまったそう。
自分の両親にも、何日も逢いに行くことも出来ずに、皆で助け合いながら必死に生き抜いたそうです。
その話をしてくれた彼は、とてもたくましく、大人に見えました。
震災の話って、テレビでたくさん見てきてたはずだった。
だけど、彼の話を聞いてから、今まで私が知っていた話は、とても生ぬるいモノだったように思えました。
リアルには、やはり勝るものはない。
私の一存で、ここ見たい!って付き合わせてしまったけれど、後から考えてみれば、彼にとっては辛い思いをした過去を思い出してしまう。
それが、イヤだったかもしれないなと、確認もろくにしなかったことを反省しました。
東北の方たちって、ホントに優しいんです。
みんな知らないモノ同士でも、助け合ってきた経験があるからなのでしょうか。
クルマの運転からも、人間性が出てました。
ぜひ、全国の皆さんに1度は訪れてもらいたい、東北の地。
決して、風化させてはいけないあの日のこと。
しっかり、心に刻ませて頂きました。