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事故発生!

2024/10/15 am6:05
それは、突然の出来事。
いつものように、朝ウォーキングをしてた。
お決まりのコースで。

ウォーキングコースにしている中の唯一の信号。
今日は赤。
コースのちょうど中盤という事もあり、赤信号はちょっと休憩時間でもある。

青に変わったと同時に、横断歩道を渡る。


右から車が突っ込んできた。

ヤバい!死ぬっ!!

必死に避けたが、足はもつれ転倒。

初めてアスファルトに寝そべった角度から、車と人間を見た気がした。

良かった。生きてる。

車から降りてきたオトコは、第一声こう言った。

「当たりませんでしたよね?」

私の頭には、【???】しか浮かばなかった。

『必死に私が避けたから、当たらずにすみましたけど、転んで痛いんですけど。』

「でも、当たってませんよね?」

『警察呼びますね』

「はい。」

こいつ、まともな話が出来ないかも。逃げる事だって有り得る…

咄嗟に私は相手の車のナンバーを写真に撮った。

そしてなぜか、被害者で痛がっている私が警察を呼ぶことになった。

警察が来るまでの間、約10分くらい。

『名前とか連絡先教えてください』

「警察が来てからでいいですか?車を邪魔にならないところに寄せてもいいですか?」

そう言ってオトコは、車を動かし始めた。
数メートル先に車を停めても邪魔にならない場所があるため、そこに停めるのかと思いきや、向きを変えて走り始めた。

ヤバい!逃げられる!!

すぐに私はその行動全てを動画に撮り始めた。

オトコは斜め向かいのコンビニに車を停め、そこからカメラを自分に向けている私に気付いたのか、渋々降りてこちらへ歩いてきた。

ふーーーっ。逃げられずにすんだ。。

「そもそも、歩行者って右側ですよね。横断歩道も右側のを渡るべきじゃないですか?」

『横断歩道にそんなルール無いと思いますけど。』

横断歩道の右側ってなんだ?
横断歩道は、歩道だぞ。

そうこうしてるとサイレンが聞こえてきて、やっと警察が来てくれた。
事故をして、警察が来るまでのこの時間が毎回とてつもなく長く感じる。

警察は、私に大丈夫?救急車ほんとにいらない?と声をかけてくれた。(まぁ仕事だから当たり前なんだけど。)

救急車は要らないと断り、聴取が始まる。
さっきのオトコの発言が意味わからな過ぎて、思わず警察に聞いた。

『横断歩道に、右側とかルールあります?』

そんなものは、無いです。しかも、ここの横断歩道は自転車のマークも付いた標識があるでしょ。だから、自転車も渡っていい横断歩道だよ。

と教えてくれた。

その後、交通事故専門の人達も到着し、男の車のドラレコをチェックし始めた。

それを見終えた警察は、こう言った。

よくあのスピードで走ってきた車を避けられたね。あれは怖かったね。

ドラレコが何よりの証拠。
私がどれだけ怖い思いを一瞬でしたかを、すべて理解してくれた。

お互いの連絡先やらを交換し、帰宅。
その後私は病院へ行った。

でも、ずっと不安だった。

今回の事故で相手の車には何の傷もない。
最悪、あのオトコは自分の保険屋に連絡することをしないかもしれない。
保険屋から連絡を貰うまでは、安心出来ない。

私はとりあえず自分の契約している保険屋に連絡をした。
今は何でもネットから連絡。
これで本当に事故連絡が出来ているのか?とも思いながら、診察を待っているとケータイがなった。

自分の保険屋からだった。
事情を説明し、相手の保険屋から連絡が貰えなかったらどうしたらいいという、不安も伝えた。

そして、診察が終わる頃にオトコから連絡が入った。

「昼過ぎにそちらへ保険屋から電話が入るとおもいますので、よろしくお願いします。お時間をとらせてすいませんでした。」

『?』

謝るとこ、違わないか?
時間を取らせたことではなく、怪我させたこと、怖い思いをさせた事を謝るんじゃないのかよ。

その後、相手の保険屋からも連絡が来てやっと一安心出来た。

どんなに気をつけてても相手が不注意をしていれば事故は起きる。
普段私もよく運転をするので、事故を起こさないように、安全運転を心がけている。
まさか、自分が歩行者で車に轢かれそうになるとは思ってもみなかった。

横断歩道が、トラウマになりそうだ。
ウォーキングコースを、もう変えようと思う。

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ゆかゆか
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