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子どもの遊びの世界を広げる発想展開力
世界で最も先進的な幼児教育、レッジョエミリア・アプローチの思想を
子育てに活かす方法を伝授する幼児教育専門家 川口由佳子です。
子どもの遊びをどのように広げていったら良いのか。
こんな疑問や質問を頂くことがあります。
はたまた、「ただ遊んでいるだけでしょ。」
「遊んでばっかりなんですよね。」というような
言葉も、耳に入ってきます。
子どもの遊び、というのは彼らにとって
とても大切なもので、
遊んでばっかなんだよねー!と片付けてしまうのは
本当にもったいないと思うのです。
こんな言葉があります。
"Play is often talked about as if it were a relief from serious learning.
But for children play is serious learning."-Fred Rogers
これを訳してみると・・・
「遊びは、あたかも真剣な学習からの解放であるかのように語られることがよくあります。しかし、子どもにとって遊びは真剣な学びです。」
そう、遊んでばっか。遊んでいるだけ。
そんな言葉の裏には、遊びは
真剣な「学習」や「学び」とは違うのだ、という
定義になっている、ということが伺えます。
だけどね、遊びは子ども達にとって
真剣な学びなのです。
【遊びを通して学ぶ】というカリキュラムが
世界の幼児教育界の基準になってきているのも
遊びが学びだ、遊びが学びに繋がっている、ということが
沢山の研究を通して分かっているからです。
だからこそ、
子どもの遊びの世界を親であるあなたが
広げていくための、発想力と展開力を持ち、
子ども達をサポートしていくためには
まず、遊びとは何なのか、を
考えていく必要があります。
子どもにとって遊びとは何か?
遊びを通して彼らは何を学んでいるのか?
この2つの問いについてぜひ考えてみてください。
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0歳から始まる子どもの遊び。
彼らは遊びを通して、
世の中の仕組みを学んでいきます。
ボタンを押すと音が鳴るんだ!
ボールを手から離すと転がっていくんだ!
赤と白を混ぜるとピンクになるんだ!
机に座っていては分からない、
世の中の仕組みを「体感」するのが遊びです。
想像力を働かせ空想の世界に入れるのも遊び。
体の使い方を学んでいくのも遊び。
何かを生み出し、自分のアイディアを形にするのも遊びです。
ぼーっとしているのも遊びの一部だし、
人との関わり方を学んでいくのも遊びです。
どうやって子どもの遊びをサポートしよう?
何を与えてあげたら良いのか?
物や体験を与えたくなり、
どんなアクティビティを提供しようか
考えたくなりますが、
まずは、子ども達が遊びを通して
何を学んでいるのか、を知るところから。
最後に、ぜひ自分に聞いてみてほしいのです。
子どもの頃、あなたはどのように、何で
遊ぶことが好きでしたか?
それはなぜですか?
子どもの遊ぶについて、一歩踏み込んで
考えられる機会になったら幸いです。
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