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写真を撮られたくないのはなぜか考えたら結局…

写真を撮られるのが嫌い。
嫌いレベルではなく、もうトラウマ並みに嫌。

きっかけが何だったのか全く覚えてない。

ただ、"自撮り"と言う文化ができた頃には、もう嫌だった。


iPhoneやスマホを大体の人が持ち始めたのが、わたしが高校2〜3年の頃だったと思う。
その当時、写真を撮る行為は増えたけど、わたしの周りで自撮りする人はほぼいなかった。高校携帯禁止だったし。

(高校時代に今みたいな文化がなくて心底良かったと思っている…。)


高校を卒業すると、大学でもバイト先でも自撮りする人がめちゃくちゃ多くて驚いた。
3歩歩くごとに撮ってるんじゃないかってくらい、ずっと撮る。

初めは一緒に撮っていたけど、どんどん周りの目が気になるようになっていった。

カフェにいる人や通りすがりの人になんかどう思われても良いはずなのに、なんか周りの目が気になる。

その状況を客観的に見てしまうからだと思う。

そこからだんだん、"写真を撮られるわたし自身"が嫌いになっていった。

顔を決めてるわたし
ポーズをとるわたし
全てに嫌気がさした。

自撮りって残酷なことに何枚も撮る。多い人だと同じ場所で角度を変えて十何枚も撮る。

その度に顔を変えたりポーズを変えたり。そうしてる自分が本当に嫌だった。恥ずかしかった。

誰も気にしてないってわかるけど、こんなことをしている自分が恥ずかしいと思ってしまう。


そして次は、自分の顔が嫌になった。
キメてるわたし。見てられない。

自分では全く写真を撮らないので、友達から送られてくる。それを見るのも恥ずかしい。
自分がどんな顔をしているのか。それすらも見たくない。


今では、【写真撮られたくないキャラ】として浸透しているので、「撮らないで〜!」って面白おかしく言えるし、本当に取らせないけど、
そうなるまでは結構辛かった。

仲のいい人とは、撮られる時にわざと顔を隠し、「なんで?」って聞かれてから「写真撮られるの無理なんだよね〜」と軽い感じで伝える。
それを繰り返したら大体理解してくれた。

大人数で撮る時は、自分の意見を主張して注目されるのも嫌なので、撮る側に回ったり、スッと画面外に出たりした。
皆んな自分しか見ていないので、その場で気付かれれることはなかった。(後に「あれ?映ってなくない?」と言われることはあったけど)



結局これって、自己肯定感の低さ、自信のなさ、周りを気にしすぎるところが関係してる。

誰にどう思われたっていいのに。

顔があと2千倍可愛かったら自撮りできるくらいには自信を持てるのにな。

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