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振り返りをすると、人生に「無駄」がなくなる


早いもので、もう7月。1年の半分が終わり、後半戦のスタートだ。

毎月参加している「未来予知の会」では、この半年を振り返り、あとの半年をどう過ごすかを考える「振り返り」をした。この会も毎月参加してもう2年になる。


自分一人なら、もっと細かく振り返りをするが、シェア会では複数人で、このようなことを話す。

今までの半年間で
・やりたかったこと
・できたこと
・できなかったこと

これからの半年で
・やっていく事の優先順位
・やると決めたことの、具体的なアクション

などをお互いシェアしあって終了。

言葉に出して宣言すると、なんとなくやらなくてはいけない気になり、ちゃんと行動できてくるのが不思議。効果抜群である。


私はこの「振り返り」を実践するようになってから、ものすごくいろいろなことが前向きに考えられるようになった。

ひとくちに振り返りといっても、ただ反省するとかではなく、PDCAサイクルを回す、という意味での振り返り。

振り返り=PDCAって、企業で割と昔から取り入れられている方法なのだけど、一般人の生活では、あまり根付いてないよね。でも効果バツグンなのだ。

振り返り、と聞くと難しそうだが、
料理にたとえるとイメージしやすい。

レシピ通りに料理を作ったとき、もしそれが自分の好みでなかったら、次回は調味料を足したり引いたりして調整するだろう。

煮込みすぎたり、生焼けだったりしたら、次回はそうならないように気を付けるだろう。

そうやって、だんだん自分の好みの料理に修正されていく。叶えたいことを、そんなイメージで修正していく作業が「振り返り」だ。

では実際に、どうやって振り返りをするのか?


例えば、何か叶えたいことがあったとして、それに向かって行動したことを振り返る。


やってみて、良いと思った部分、いまひとつだった部分を書きだす。

良いと思ったのは、何が良いと思ったのか、そして、もっとよくしたいかどうか、よくするなら、どうしたらよいかを考える。

いまひとつだった部分は、何がどう良くなくて、どうしたくて、そのためには次回何をしてみるか。まで考える。

その振り返りを踏まえて、次はどうするか、作戦を練る。

つい最近のわたしだったら、フラメンコのソロライブでいまの自分が思うような踊りをしたい、という目標を叶えるために、毎回練習ごとに自分の良かったこと、悪かったことを書きだして、次の練習のポイントを絞って練習した。先生のコメントも書きだしておいて、どう意識して取り込むかをメモしていた。


おかげでライブ本番は、自分が今まで試行錯誤して目指したことを、やれるだけやってきた、という自信につながり、充実感をもって終えることができた。


振り返りの大きなポイントは「書きだす」ということだ。

このことによって、自分のことが俯瞰できるようになるメリットがある。

たとえば、やってみたけど、大失敗と思ったことがあったとして、頭の中では「失敗」要はすべてダメ、という評価をしていたとしよう。

そこで悔しいとか落ち込んで、ヤケ食いとかウサ晴らしをして終わったりしてしまうだけではもったいない。

ここは、失敗を資産に変える「振り返り」の大チャンスだ

・なぜ、それを「失敗」だと思ったのか?
・どうなってほしかったのか?

・なぜそれがうまくいかなかったのか?
・どういうところが良くなかったのか?
・良かったところはどこか?
・次はどうしたらもっとよくなるか?

そんなことを、自分なりに考えて分析する。どうだったら良かったのか、そして失敗を踏まえて、次はどうしたらもっとよくなるか?を考えて、次の行動に活かせば良い。


もしそれが、こんなことしなくてよかった、無駄だった。と思うのだったら、それをしないように意識しておけば、同じ失敗を繰り返さなくて済む。

ひとは割とすぐに忘れる生きものだ。なんども同じパターンの失敗をすることもある。振り返りをすると、その「自分の失敗パターン」も見えてくる。

こうやって、自分の行動を振りかえり、次はどうするかを考えながら進めていけば、あちこちに迷走してしまうことがなくなる。だから、効率よく前に進めるのだ。

もちろん、なにかを叶えるには試行錯誤しながら進んでいくものだけれど、この「振り返り」をするだけで、無駄な寄り道が減る。

だから、一見地味で面倒くさい作業ではあるが、これをすることが目標達成への一番の近道だと思っている。


私はこの「振り返り」という、転んでもただでは起きない、そして過去全てが未来への資産になるという「オトク感」が好きだ。

何となく過ごしていると気づけないけれど、振り返りをして、できなかったことややれたことに対する自分なりの次への活かし方を考えることで、無駄だったと思った時間が全く無駄ではなくなり、それどころか宝物になるのだ。

自分の過去すべてが、次への礎になり、今後に活かされていく。
超オトクじゃない?

ダイエットみたいな具体的なテーマから、どういう人生を送りたいか?という大きなテーマまで、すべてにおいて「振り返り」が有効なのも便利。


振り返りをして、それをきちんとやるようになって以来、人生に無駄はないと思うようになった。

効率の良いことと、オトクなことが大好きなわたしは、この方法がとても気に入っている。

ちなみに振り返りをするときは、過去に販売されていた振り返り専用のノートを使っている。だが現在は販売終了してしまっていて、手持ちのものがもうすぐなくなりそうで困った。そこで、ノートの発案者の方に、ぜひもう一度ノートを作ってほしいとお願いし続けたところ、今年中くらいに振り返りノートの改訂版を出してくれそうだ。

ちなみに、このノート再販のラブコール、折に触れて6年間もリクエストし続けていた。わたしの振り返りノート愛がえげつないと自分でちょっと引いた。でも叶いそうで嬉しい。

わたし愛用のノートが再販される折には、こちらでも情報をシェアしようと思う。

もし振り返りに興味を持ってくださった方は、とりあえず小さな目標について、行動→振り返り→次の対策→行動、というPDCAを試してみていただければいいかなぁと思う。

振り返りについては、まだまだ話したいことがいっぱいある。振り返りが習慣化してから、ネガティブだった自分が、だんだん思考回路まで変わってきて、ものすごく楽観的になったのも驚き。そのことについてはまた次回書いていこうと思う。

今日もお読みくださりありがとうございました!

振り返り、PDCA関連の記事はほかにも書いているので良かったら。



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