とろける食感がたまらない。富良野の有名店「くまげら」の和牛ローストビーフ丼
中2息子を含めて家族で帰省すると、せっかく道央で富良野など魅力的な観光地があるのだが、ゆっくり見られず、なかなか希望の場所に行けなかったりする。
以前はペーパードライバーだったので北海道で単独行動は難しかったのだが、わたしも最近車に乗るようになったので、帰省の最中にひとりで行動できるチャンスを見つけて、行ってみたい場所を訪れることが出来た。
目的地は富良野だったので、富良野で何か美味しいものはないかチェック。
すると、あの富良野を舞台にした名作ドラマ「北の国から」の原作者、倉本聰さんにちなんだ、「くまげら」というお店が非常に人気らしいと知った。
名物はいくつかあって、和牛ローストビーフ丼、チーズ豆腐、オムカレー、などなど。
わたしは肉ムスメなので、もちろんローストビーフ丼にやられる。
開店が11時半で、現地に11時15分ごろ到着。
すでに行列で焦る。
並びながら店の情報を調べると、一度に結構な人数入れるようで、とりあえずわたしは第一軍に入れそうなので、そのまま並ぶことに。
開店して消毒して店内に。石を積んだような大テーブルのある部屋に通される。ここは1~2名の個人客をアクリル板のパーテーションで区切って案内する用の席みたいで、わたしが座ったときには向かいに女性一人客、斜め向かいにバイカーっぽい男性一人客、横には男性二人客、という感じ。
わたしはローストビーフ一択だったので、ローストビーフ丼と、気になっていたチーズ豆腐をオーダー。
ほどなくして、まずはチーズ豆腐。
チーズっぽい豆腐ではなく、豆腐っぽいチーズというのが面白い。
食べてみると、乳の香りはまったくと言っていいほどしない。
豆腐かチーズか?と言われたら、かすかに感じる脂肪分でチーズと答えるが、沖縄の豆腐を発酵した「豆腐よう」よりもアッサリで、モツァレラチーズをさらにあっさりさせたような感じ。とにかくサッパリしていて美味しいので、何かに乗せるとかよりは、そのまま食べたい感じ。
豆腐チーズに感動していると、運ばれてきた和牛ローストビーフ丼。
ローストビーフというよりは、サシの入った和牛の薄切りを軽く炙った。という感じ。ロースト感はあまりなく、出す前にさらりとあぶった程度。
暖かいごはんの上に牛の薄切り肉を乗せたら、サシの脂がとろけて、ちょうどいい感じにトロトロになりました。という状態で運ばれてくる。
光り輝く和牛。ひとくちいただくとそこは「とろける触感」。
じつは脂身が多いお肉はあまり得意ではないのだが、この薄さでご飯に乗せると、嫌味がない。さらっとした醤油ダレでいただくと、ほんとに「飲み物」みたいにするするイケてしまう。
美味しいものはゆっくり味わいたい気もするが、朝どれのウニ丼もしかり、
美味しすぎて飲み物のように食べ終わってしまうものもあるのだなと思った。
1人で訪れたし、飲み物のようにいただいたので滞在時間は1時間もなかったと思うが、お会計を済ませて店を出ると、さらに長蛇の列ができていた。遠方からも近所からも愛されるお店なのだろう。
おそらくランチタイムは死ぬほど混むので、オープン前に並んで入るか、時間を外して訪れるか、なるべく並ばずにはいるなら何らかの工夫が必要かなと思う。
けれど富良野を訪れたら、ぜひ食べてみてもらいたい一品だなと思った。
本日もお読みくださりありがとうございました!
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