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マイナスをゼロにするだけの行為は、人生の無駄か?

わたしは結婚して今度で16年。息子は今度14歳だから、まるまる15年ほど家事と育児をしてきていることになる。主婦歴15年。主婦界ではの中堅どころと言ったところか。
 
そして、そんな主婦歴15年の私が言うのもなんだが、
そもそも私は家事が嫌いだ。

家事をざっくり二つに分けると、
「掃除」「洗濯」と「ごはん作り」の二つだろう。

今日はまず「掃除」「洗濯」について
思いのたけを綴ってみる。

掃除、洗濯はとにかく「嫌い」である。

掃除=汚いところをきれいにする
洗濯=汚れたものを洗って元の位置の戻す
 
この二つの行為は、
ズボラでキレイ好きでもない私にとっては

「気持ちいいもの」ではなく、

「マイナスをゼロにするだけの、進歩がない行為」
という色が強い。 
 
そもそも私は好奇心が旺盛で、新しいことや刺激的なことをするのは大好きなのだけど、反面、ルーティンワークが好きではない。好きではなくてもやりはするが、やはりモチベーションは低いし、レベルも低いし、できればやりたくない、という気持ちである。
 
もともとあまりキレイ好きではなく、独身時代に一人暮らししていたアパートは、汚部屋とはいかずとも、恥ずかしながら、男やもめの住居のような女子力ゼロの部屋。布団は万年床だった。結婚が決まり引っ越しをしたら、万年床だった畳の下だけ色が違った。布団は若干カビていた。お恥ずかしい限りだが、そんな女も主婦という名前で家事と奮闘しているよ、というメッセージを込めて、あえて公開しておく。

掃除のやり方に関しては、見えるところだけ掃除し、隅は見ないふりをする。我慢できる限り見ないふりをして、勢いで一気にガーっとやる。
  
洗濯に関しては、洗濯機が洗ってくれるのは良いが、どうせまた出して着るのに、畳んで元の位置にしまうのが面倒くさすぎて、毎日取り込んだまま畳まない洗濯物がリビングに放置されてしまう。
 
1人暮らし時代は、部屋のかもいに洗濯ハンガーをかけっぱなしにして、そこから取って着ていた。畳まないからシワにならないし、しまう手間がない。そして出すときはワンアクション。人を家に呼ぶ気もなく、インテリアにも興味がない私には最高の方法だった。アイロンはかけたくないから、アイロンが必要な洋服は買わない。

そんな気ままな独身時代は良かったが、さすがに家族3人となると量的にもそういうわけにもいかず、それぞれの場所にしまうが、やっぱり毎回面倒くさい。そう思いながら15年もやってたのか。偉いなわたし。
   
とにもかくにも掃除と洗濯。

「マイナスをゼロ」にするだけの行為なんて、つまらない。
つまらなすぎる。
 
だからといって、汚い場所が好きなわけでもなく、
できればキレイなほうがいい。

という気持ちのはざまで毎日家事と闘っているのだ。
 
けれど最近、ちょっと気づいたことがあった。
 
掃除や洗濯は「マイナスをゼロにする」、
つまり、やったところで私にプラスはない。という理由でやる気が出なかったのだけれど、
やったことで自分のプラスになる目標があれば、意外とやれると気づいた。
 
例えば、しなくても大して問題がないガラス窓なんかは、ほとんどの時期は曇っていて、すりガラスくらいの状態(笑)なのだけれど、私がハマって育てているベランダのバラが咲き乱れる5月と10月には、ベランダの美しいバラを部屋から見たいがために、ガラス窓をせっせと拭くようになった。

泥まみれのガラス越しでは美しいバラが台無しじゃないか。薔薇のために、この景色のために私はガラスを拭く!とおそらく人生で初めて、自分から意欲的にガラス窓を拭いた。

キレイになったガラス窓から、満開の薔薇が見える。なんて素敵な家なんだ。キュンキュンする。もうずっと窓の外を見ていたい。柄にもなく紅茶なんて淹れちゃって、ソファでゆったりと本を読みたい。心の中はウキウキである。

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また洗面所とお風呂をリフォームして、とってもかわいく自分好みになった。明るくなったので、ホコリや汚れが目立つので、最初は失敗したかなとも思ったが、不思議なことに、気に入っている場所はキレイにキープしたいという気持ちが湧いてきた。

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そしたら今までカビがやばいくらいに生えたり、水垢がエグイことになるまで掃除をせずに放置していた私が、毎日お風呂に入りながら湯垢を落とすべく湯舟をスポンジでこすりながら入ったり、常に目につくところにメラミンスポンジを置いておいて、ちょこちょこ洗面所の汚れを取ったりするようになったのだ。「ちょこちょこ掃除」なんて雑誌で見たら「ケッ、掃除してる間に人生終わっちまうよ」なんて思ってたのに。

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※湯船につかりながらスポンジが取れる位置にスポンジを設置。わたしも大人になったな。
 
洗濯も、洗濯ハンガーを買い替えたくて、楽天で探していたたら、洗濯物を引っ張るだけでザっと洗濯物が取れるという便利グッズを見つけ、試してみたところ、これがとにかく気持ちよくザーーーっと取れるので、気に入って使っている。洗濯は嫌いだが、取り込んだ後に、そのザーーーっと洗濯物を取る瞬間だけは好きになった。

そんな風に「自分がアガること」をするためなら、せっせと頑張れると気づいて、部屋の片づけをして好きなコーナーを作ったり、47歳になって少しずつ、少しずつ進化し始めている。
 
でもやっぱりいまだに洗濯と掃除は「好き」とは言えず、できればやりたくないまま、である。
 
ごまかしごまかしやっているが、もっといい方法がないものか。好きな場所を作る、とにかくズボラにやれる方法を極める、試行錯誤中。
 
マイナスをゼロにする行為は人生の無駄だと思って掃除と洗濯を嫌ってきたが、もしマイナスがプラスになる理由がもっとあるのなら、もしかしてもしかすると、掃除や洗濯も人生の無駄と思わなくなるかもしれない。
 
全国の主婦の皆さんはどうしてるのだろうか?みんなのライフハックを知りたいなと思う今日この頃である。

テレビやメディアに登場する主婦の方は、いかにも家事大好きみたいな人ばっかりだけど、きっと世の中には私みたいな主婦もいるだろうと思う。

もしそんなズボラ主婦の人がこれを読んだら、ほんとにわたしたちよくやってるよね、と褒め合おう。エア褒め。
 
ではではまた明日。
毎日ブログチャレンジ4日目達成!
 
いろいろ脱線して時間かかってしまった!!

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