利尻島&礼文島 夏の旅③
ようやく晴れた!礼文島日帰り旅へ
3日目にしてようやくの晴れ!朝一のフェリーで礼文島へ。今回の宿は利尻マリンホテルなので、鴛泊のフェリーターミナルまで歩いて5分と便利です。ハートランドフェリーは想像以上に立派なフェリー。一等客室を予約していたものの、ほとんどデッキに出ていたので、二等でも全然よかったかも。礼文島へは45分のあっという間の旅。到着後、すぐにレンタカー屋さんへ。礼文島の道は林道がいっぱいあり、ナビを使うと、林道にも誘導されてしまい、地元の人でないと戻ってこられなくなるので、ナビは使わないようにと厳重に注意を受けます。帰りのフェリーの時間を伝えると、その時間内で回れる見どころを、地図を見ながら丁寧に教えてくださるので、それにそっていけば、礼文島の見どころをほぼ網羅できるはず。しかし、利尻島と違い、礼文島は島のほとんどが山で海岸沿いに道が通っていて、利尻島ほど走りやすくはありません。島1周の道路はないので、北を回ったら、またフェリー乗り場を通過して、南へというような感じ。特に南の桃岩展望台?だったかな、に行くためには車1台がやっと通れるくらいの細い道を通らなければならないといわれ、ドキドキ・・・
高山植物園に花はなかったけれど、管理人のおじさんとの会話が楽しい
礼文島の高山植物は6月~8月上旬くらいまでがシーズン。私がいった8月下旬に高山植物はちらほら。高山植物園に行ったら何か見られるかなと入場料を払って入りましたが・・・ほとんど枯草状態・・・しかし、管理人のおじさんが一生懸命咲いている花を見つけて説明をしながらついてきてくださったのが、なかなか楽しかった。
利尻昆布について学ぶ
私と娘はレンタカーを借りて、「神居海岸パーク」へ「利尻昆布お土産作り体験」へ。古い学校の教室のような中で、まずは利尻昆布についての勉強。利尻島の昆布漁師さんの生活や天然昆布の生育に興味があり、いろいろ質問してしまうのですが、「う~ん どうなんでしょうね~」と終ってしまう…そしてついに「私、リゾバなんで、まだ利尻島には1か月しかいないので、何も知らないんです」と。そこからはリゾバについての話で盛り上がり、なかなか楽しい体験会でした。
お土産作り体験は、昆布を切って袋に詰めるだけ、ではありますが、他にやることのない島では雨でも楽しめる貴重な体験でした。
忙しいの次元が違う。のんびり空気が心地よい
その後、沓形のフェリーターミナル近くで夫と息子を拾うため、車で向かうも、一応街中なので、車を止められるところがわからず、ウロウロ。「島の駅」という看板を見つけ、道の駅は車を止められるので大丈夫だろうと車を走らせると、そうではなく、街中にある古民家で車を止めるスペースはなし。とはいえ、趣のある建物に惹かれ、車を別のところへ止めて、入ってみることに。
「カフェ自休自足」というとっても素敵なカフェ。席は4~5人掛けのテーブルが3~4つくらい。入った時は地元の方と出張で訪ねてきたと思われる方が4人いただけでしたが、その方たちが帰り、私たちが店に入ってから10分ほど。まだ飲み物も来ていないころ、夫婦1組と地元の方一人が続けてお店に入ってきました。地元の方は店主に向かって、「忙しそうだね~」と話すと、「いや~今、ほんと、たくさんきて、忙しくて!」と店主はバタバタ。東京にいると、常に大勢の人がひっきりなしに動いているような環境。カフェも常に満席の状態が当たり前の中、3組のお客でも忙しいと感じる店主。そののんびり感が何とも心地よく、こういう時間の流れもいいなぁと思ったのでした。
仙法志御崎海岸のアザラシに、富士野園地の高山植物
仙法志御崎海岸には、海とつながった囲いの中にアザラシがいます。野生のアザラシとはいかなけれど、悠々と泳いだり、くぼみに隠れたりといったアザラシの姿はかわいかった!遠くに見える利尻富士、遠くまで見渡せる海と天気がよければ絶景スポットなんだろうなぁと思い、ポツポツ、曇り空をなんとも恨めしく思ったものです。
そして、最後は富士野園地。小高い丘のようなところに、まだ高山植物が少し咲いていて、とてもかわいい。こちらも天気がよければ美しい夕日が見られるのになぁと思いながら、北海道の涼しい澄んだ空気を感じるだけでも幸せな時間でした。
~次回へ続く~
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