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そのメイク、大丈夫?メイクの色が違ってみえる照明の話

こんばんは。だいぶ月日が流れてしまい、更新が滞っていますが今日から再開したいと思います。今日は、洗面所でばっちりメイクをしたはずが、外に出てみると思ったよりアイシャドウの色味が薄く地味に見えてしまった経験を紹介します。照明の違いが原因で、あなたも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか?

どうしてメイクの仕上がりが違って見えたのか、それは照明の「色温度」が原因だったのです。「色温度」とは、ある光源が発している光の色を定量的な数値として表現するための尺度と定義されています。色温度の値が高いほど冷たく青白く見え、色温度が低いほど温かく赤みを帯びて見えます。このため、照明の色温度によって、私たちが見る色味が変わってしまうのです。


照明と太陽光の色温度(単位はケルビン[K])

では、実際に私が体験したのはどういう状況だったのか、説明していきます。

私がメイクをしていた洗面所の照明は、電球色のLED電球でした。電球色の色温度は3000K程度であり、この環境下では色は赤みを帯びて見えます。

使用していたのはオレンジ系のアイシャドウ。肌自体が赤みを帯びて見えているため、少しアイシャドウをまぶたにのせただけで綺麗に発色したように見えていたのです。実際にはあまり色がのっていないのですが、照明の作用で錯覚してしまったのですね。

一方で、太陽光の色温度は5000K~6000K程度であるため、外出すると周囲の色も先ほどより赤みが引いて自然な色に見えます。したがって、色がのっていないアイメイクは色味が薄く、地味に見えてしまったわけです。

このような照明による色味の見え方の違いに対応するのにおすすめなのは、昼白色の照明です。昼白色の照明の色温度は太陽光に近い5000K程度です。
現在は、色温度を調節できるライト付きのミラーなども販売されているため、照明の色温度に合わせてメイクをすることができます。

照明の違いがメイクの色味に影響を与えることを知って、メイクアップをする前に照明の色温度をチェックしてみましょう。そうすることで、外出先で思いがけないギャップを回避することができますよ。



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