元彼が結婚した話

元カレが結婚したのを知った時、少なからず黒い感情が駆け巡ったものだ。
その黒い感情とは?その根本は何だったのか?内省しよう。

この先読み進めていただくと、何か嫌なことがあった時の気持ちの整理をするエッセンスがあるかもしれない。
でも、結構醜い感情を書いているし、嫌な気持ちになる人もいるかもしれない。
この先読み進めるかは、自己責任で。
非モテ女思考回路も綴っているので、ぜひ反面教師にしてほしい。
(自分の頭の整理のために、だらだら書き殴っている日記と思っていただきたい。)


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私が結婚を迫って、損切りした元カレが私と別れてから一年後に結婚していた。

自分が未熟だから結婚できない、と言うようなことを言っていたのに。その相手には数ヶ月決断できたのか。その結婚を知ってから、恨むような、憎いというような怒りの感情が元カレに対して沸き起こった。

私も結婚してるのに、なんで恨みとか出てくるんだろう。もう、どうでもいい他人だし、自分が幸せであれば、そんな気持ちも起こらなくていいはずなのに。この感情を抱えてしまうのが私なんだ、と自分に対しても残念な気持ちになる。考えなくてもいいこと、本来、別のことに使うべき時間をこの黒い感情の処理に費やしてしまっている。早く、この怒りを手放したい。手放すためには、感情に深く深く浸るしかないのだ。
(蛇足:昔に読んだ、「モリー先生との火曜日」に似たような言葉が書いてあった気がする。)

この憎しみのような怒りは何なのか。

自分を否定されたように感じた。自分を蔑ろにされたような気がした。その相手より劣っているとみなされた。付き合っていた時の言葉は全部嘘だったのかと不信感を抱いた。

私は遊び相手だったの?なぜ、2ヶ月ほど重複している期間があったの?クリスマスの予定を空けておいてねと言っていたのは、二股を怪しまれないためのカモフラージュだったの?私は騙されていたの?馬鹿にしていたの?

年明けに私が帰省から帰ってきて元カレと会った時に、6月までには結婚するかどうするか考えてね、と私が言ったら、元カレに怪訝な顔をされてショックを受けて、別れると言って飛び出してしまった。(今考えると、覚悟女子じゃないな!?自爆女子だな!!※ナレソメ予備校の動画を参照のこと。)

元カレが「別れる前にちゃんと話をさせて、別の日に電話かける」と言ったのに、一生電話をかけて来なかったのは、すでにその相手と仲睦まじい状態で私のことを忘れたからなの?(仕事が忙しかったし、転勤も決まって、慌ただしかったから当時は話し合いのことを私も忘れてたけど)

そんなにすぐ忘れられるような、付き合い方を私はしていたのか。そんな数日でどうでもいいとなるほどの人間だったのか、私は。重複した2ヶ月もあることだし、二股して存分に遊んでから、私を捨てて、その相手と結婚するつもりだったのか。なんで、覚悟を決めてねと言った6月に、付き合って1年も経っていない相手を自分の両親に会わせてんだよ。私じゃなかったら、6月に決められるのかよ。お墓参りにご両親も一緒に行ったの?両家顔合わせは10月にやってるの?12月から同棲してるの?結婚指輪してる?クリスマスにお洒落な洋食店に一緒にいってる?1月に入籍したの…!

4月にはフォトウェディングしてるし、腹立つくらい幸せそうな顔してた。私に対してそんな顔むけてくれたことあったか?てか、写真嫌いって言ってなかった?
私と写真撮ってくれたことなくない?私のことは撮ってたくせに、自分の写真撮らせてくれたことなかったよね?

私は1年半経っても両親に会わせてもらえなかった。元カレの両親は私と付き合っていることを、もしかしたら知らないかもしれない。ずっと隠されてきた気がする。彼の友人に会ったことがない。彼のテリトリーに入れてもらえてなかった。あるお祭りの参加者で出ていた元カレを見に行こうとしたら、やめてと言われた。でも相手は、付き添い人として出席してる。

残酷なくらい、扱いの差があるな。

そんなに差があるのに、何で私は大切にされてると思っていたんだ?
あほよな?

どこが大切にされていると思った?

仕事終わりに、車で迎えにきてくれていた。特に大寒波の日は、仕事が途中でも来てくれた。ドライブして良い気分転換になったと言ってくれた。私の友人に会ってくれて、県外から来た友人に対しておもてなしをしてくれたし、お土産まで買ってくれた。

私の友人を大切にしてくれたのよ。初めて会う、見ず知らずの他人なのに、ユカタンの友達だからと宮城観光プランを考えてくれたのよ。友人から見ても、「彼氏さん、ユカタンのこと大好きだよね。眼差しが優しいし、ほんと、ユカタン!ユカタン!って感じで愛が溢れてる!」とか「熟年夫婦見たいな安定感あるよね」とか言われていたくらい、良好な関係だと思っていた。

別れる直前のクリスマスプレゼントで、結構立派でかつ実用的で、長く使えるものを頂戴した。(別れる時にプレゼント代金をお返しした。とても良いもので長く使うつもりだったから、元カレからのプレゼントにしたくなかった。自分で買ったことにしたかった。)

元カレが、僕の両親のように長く一緒にいれる気がする、ユカタンはドキドキと安心感のバランスがちょうどいい、僕はユカタンに惚れてるんだよって言葉をかけてくれた。

でも、指輪もらってなかったし。立派な革カバンごときで、ずっと一緒にいる=結婚も近い!?って思った私が頭お花畑よな。

友達のプレゼントもそのお店で買ってるって言ってたしね。私の存在は、特別ではなかったのだよ。甘い言葉は本心だろうがそうじゃなかろうがいくらでも言える。

私は、自爆しておきながら、別れた悲しさに打ちひしがれていた。一方の元カレは、あっけないくらいの切り替えの速さ(別れてから数日?)でデートしてるし、ユカタンとの別れ話なんてどうでもいい!と思ったんだろう。それだけその相手が素敵だったんだろう。

ああ私は、元カレに後悔して欲しかったんだな。
私と結婚しなかったことを後悔して欲しかった。
私以上の女がいなかったって思って欲しかった。

思いやりのある、心の温かい人だと思っていたから、その人に選んで欲しかった。
(二股するような人が、思いやりのある人なのかは甚だ疑問であるが)

今になって相手のSNSを見て、私と別れてから仲睦まじく結婚生活を送っているのを見て、腸が煮えくりかえる思いだった。

結婚したくないって言ってたのに、結婚してるってどういうことだよ。

しかも、相手とは、私が連れていってもらえなかったようなところに一緒に行ってるし?仕事勉強があるからと、土日になかなか時間を作ってくれなかったのに、私と別れて以降その人とは頻度が高くカフェ巡りされているようですし?後悔どころか、別れてからもエンジョイしてる姿に腹が立った。(SNSだし良いところしか映さないのもあるんだろうけどさ)

私は別れて元カレを昇華するのに苦しい時間を過ごしたから、相手も同様であって欲しかったんだろう。自分が苦しかったから、相手にも同じように味わっていてほしいだなんて、最低なゴミクズ発想だね。(性格の悪いこと…)

別に、好きだった人が幸せなら、それで良いじゃんね。
「私とは合わなかったんだね。一緒にいて幸せだと思える素敵な相手に出会えてよかったね。」って。そう思えないのは、なぜ?

私と別れてから短期間で結婚したのが気に入らなかった。私とだったら、あのスピード感で結婚しなかったよね。6月に両親に会わせて、8月に顔合わせして、10月に結納して、12月にレストランに行って、お気に入りのデザインの婚姻届を1月に提出して、4月にフォトウェディングと親戚一同を集めたお食事会をやれた?
ダラダラ付き合うだけの1年になったよね?きっと私に対しては、それを数年繰り返したよね?(数年繰り返す前に、切られてた可能性もあるけど…)

私の魅力が劣っていたと、納得するしかないよね。相手、ぽっちゃり巨乳ニコニコ顔の可愛い人だった。貧乳で可もなく不可もない普通顔の我が強い女よりは良いだろうな。(性格は相当ひん曲がっていないと信じたい。)私のこと可愛い可愛いって言ってくれてたけど、結局巨乳美人と結婚するんだよな。普通顔で人間性がなっていないのは承知だから、私じゃなくてその相手を選んだとて自然の摂理だし、何も怒る理由がないはずよな。男性じゃなくて女性であっても、美人で性格のいいニコニコしてる人と仲良くしたいのは当たり前なわけで。

やっぱり私は相手には怒ってないな。
元カレ取られた!泥棒猫!とは思っていない。

自分の魅力が足りないのを自覚してるからだね。二人並べたら、そっち取るよね〜って、納得できている。張り合っても仕方がない。

それなら、「私とは結婚したくなかったのに、別の人とはびっくりするスピード感で結婚してるのウケる笑。」くらい、笑い飛ばせばいいのに。こう笑い飛ばせない、私の器の小ささも選ばれなかった理由の一つにあるんだろうな。

選んでもらえなかった自分自身が許せないんだ。
結婚できた今でも、当時、元カレに選ばれなった自分が許せないんだ。私が、結婚しなかったことを後悔してもらえるような、良い女じゃなかったこと。今の夫がえらんでくれたとしても、きっと元カレに選ばれたかった気持ちが心の奥底にあったんだ。元カレがどうでも良いって思った女と結婚した私の夫に対する侮辱のように感じてる部分もあるかもしれない。

でも、元カレには選ばれなかったという過去は変えられない。
一方で、今の夫には選んでもらった。

それでいいじゃない。今からでも魅力的な女を目指せばいい。外見も内面も整った私にこれからなればいい。夫が私を選んで良かったと思えるように、努力したらいいだけのこと。そして、夫に死ぬほど褒めてもらえばいい。夫にとって最高の妻であればいい。

目線が、「自分たち」ではなく「元カレたち」に向いていたんだ。矢印は自分に向けるべきなんだ。

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元カレが私と別れてから短期間で結婚したのを知って、
・結婚する気がなかったわけではないという事実にショックを受けた。
・私がいなくても幸せそうで、後悔していない様子を見て悔しく思った。
・結婚する気のある人に結婚を選んでもらえなかった自分が情けないと思った。
だから、黒い感情が駆け巡った。

元カレよりも幸せになってやる、って思った。
けど、誰かと比較して、誰かより幸せになってやるなんて、そんな不幸はない。

自分に自信が持てたら、比較しないで済む。元カレ夫婦を気にしないで済む。

比較しないことは、自分の選択に自信を持つこと。私、これでいいんだっけ?と不安になるから、他の人が気になる。人と比べるから、この点がダメだ、目についちゃう。これがいけない。

不安をなくすためには、自分が何に対して不安なのかを知らないといけない。不安の原因は?その原因の解消のためには?突き詰めていくしかない。その突き詰めた先に、自分なりの選択肢が見えてくる。その選択肢を取るためには、どんな努力が必要なのか、それば自分にできること?実現可能なの?と考える必要がある。

そう、自分の選択に自信を持つためには、納得できるくらい考え抜くこと、やり切ること、考えたことを実行に移して、結果を出す努力すること。周りと比較して、相手に嫉妬するんじゃなくて、自分がそうなりたいなら、どうしたら実現できる?と考えなさい。その先に、これだけ考えたから、努力したから、と自分の選択に自信がついてくる気がする。その結果が失敗だったとしても。周りの評価に気を取られないで、自分が自分であることに誇りを持つこと。自信を持つための答えは、自分自身の中にしかない。意外と自分のことって知らないものだ。自分を知るのも面白いもの。自分のことは自分にしかわからない。自分が知ってあげないと誰も知ってくれないよ。

自分を知ることは、この先の結婚生活にも必要なことだ。自分のためにも、夫や周りの人のためにも。この先、比較しない。自分であり続ける。そのために自分を知り続ける。そして、相手に幸せでいてもらうためには、どうしたらいいかを考える。思いやりの心を持つ。

目の前の幸せを全力に向き合いなさい。

その先に、幸せな毎日があるはずだ。



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