五感で感じる時間を日常に

令和6年３月20日

本日は春分の日であり、お彼岸の中日。
昨日、病院の帰りにデパートに立ち寄ったら美味しそうなおはぎがありましたので、胡麻のおはぎを購入して帰りました（黒胡麻のおはぎです）。

折角なので、こういう特別なお菓子を購入した時はお茶を点てましょうと、本日もお茶を点てました。

茶筅がだいぶ傷んでいる様なので、来週あたりに茶筅を新調しようと存じます。長い間お世話になった茶筅に感謝して、新しい茶筅をお迎えします。

こうしたゆったりとした時間を持つ事が現代の日本人には難しくなっているのかも知れないですが、どの様な形であっても心を落ち着ける時間を月に一度は持っても良いと思うのですが、如何でしょうか。

私は日本茶が好きなので、（我流ですが）お茶を点てることで心を整えておりますが、例えば、ご自身で豆を挽いてゆっくりドリップしたコーヒーを特別なお菓子と味わうことも、心を整える事に繋がると思います。

この様な「ちょっとした手間」であり「ちょっと不便」なことも、ゆったりと味わう時間を持つ事で非日常を体験できます。

「毎日、同じことの繰り返しでさして特別な事がない」ですとか、「カフェで寛ぎたいけれど、そこまで経済的な余裕がない」とおっしゃるなら、ご自宅でゆったりとした時間を月に一度、15分とか30分ほど持ってみるのは如何でしょうか。

その様な自分にとっての特別な時間を持つことで、人生に少しだけハリがでてきて幸せを感じられたりするものです。

何でも合理的で効率的な無機質なものが良いというのもとても理解できますが、人は元々自然と共に生きてきた生き物ですので、ちょっとした無駄に思える様な時間を愉しむことでほんの少し心に余裕ができますよ。

特別じゃない日に、特別なお菓子を買ってきて美味しい飲み物と共にゆっくりと味わう。
ケの日を愉しむ工夫は、そんなに背伸びしなくても出来るものです。

街の喧騒やテレビのノイズを一旦止めて、美しい音楽を流し、好きな香りを添えて、美味しいお菓子と飲み物を味わう。特別な事をしなくても、こうしたスイッチを持つ事で日常を特別な日にする事ができます。

これも「五感を満たす」行動の一つ。こうして丁寧に自分自身を労うことも、日々の中で感じる小さな幸せです。毎日する必要はないですが、月に一度その様な時間を持つことで心を少しほぐせますので、宜しかったらお試しくださいね。

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