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四国の現存12天守全部行ってみた④~松山城編

こんにちは。Yukaです。
四国の現存12天守を全部巡る旅、ラストは松山城です。松山城は今回訪れたお城の中でも一番規模が大きく、天守以外の建物も多く残っているため、訪城をとても楽しみにしていました。麓から歩いて登る予定でしたが、雨が強かったのであえなくロープウェイを利用しました。

戸無門・筒井門・隠門

ロープウェイを降りて石垣を右に見ながら進むと、奥の方に天守が見てきました。このまま一気に進むぞ!と思ったのも束の間、ヘアピンカーブにより強制的にUターンさせられてしまいます。Uターンした先では「戸無門」と呼ばれる門がお出迎え。その名の通り門扉がないので、勢いそのままに進むことができます。ところが、戸無門をくぐった先は行き止まり。左に曲がった所にある「筒井門」へ誘導させられます。この筒井門は本丸最大の門で、松山城の防衛においてとても重要な位置にあります。実は筒井門の陰にもう一つ門が設けられており、戸無門から筒井門に向かってくる敵兵に奇襲を仕掛けることができる造りになっています。開放された門で敵をおびき寄せ、その先で一気に倒すという仕掛けがとてもおもしろいと思いました。

戸無門
筒井門。右側には隠門があります。
隠門。左側には筒井門があり、ここから敵兵を迎え撃ちます。

天守

本丸の奥に一段高い石垣を築いて造られた「本壇」という場所に天守が建っています。「連立式天守」と呼ばれる形式で、大天守と小天守、櫓を四方に配置し渡櫓で繋いでいます。天守以外にもたくさんの門や櫓が造られており、パンフレットを見ながら歩いていても、自分がどの位置にいるのかが分からなくなってしまうほどでした。また、この櫓たちによって構成された「枡形」も多く、松山城の防衛力の高さを思い知らされました。

数々の櫓や門が建てられている本壇。まるで迷路のようでした。

屏風折れの石垣

搦手側から本丸を見ると、屏風のように連なった石垣を見ることができます。訪城時は少し霧がかっていて、圧巻の光景でした。

最後に

ここまでご覧くださりありがとうございました。四国の現存12天守巡りのラストにふさわしい壮大なお城でした。当日はあいにくの天気かつ時間も押していたのでやや駆け足での見学になってしまったのが残念です。徒歩での登城や二之丸史跡庭園の見学など、やり残したことがたくさんあるので、次回に取っておきたいと思います。

おまけ

門の屋根の下でネコが雨宿りをしていました。君も雨は嫌だよねえ…

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