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年子妊娠で育休継続:産前休暇を取らなければ給付金併給できるかも!
私は、現在第一子育休中で年子の第二子を11月に出産予定です。
安定期に入ったので、そろそろ会社へ第二子の報告をしようと思っています。
産休・育休制度に関して私はそこまで詳しくないのですが、制度を会社が理解しておらず言われるがまま申請すると、受給額が数十万円変わることがあると聞きました。
年子の場合の給付金や申請に関して共有します。
紹介する制度の対象者と概要
第一子育休中に第二子妊娠の方で、職場復帰せずそのまま継続して第二子の産休・育休を取得する方
産前休暇の申請によって給付金の金額が変わることがあります。
会社の産前休暇は無給?有給?
産前休暇の扱い
産前休暇は公休扱いです。
しかし、会社によって異なり、有給公休と無給公休があります。
産前休暇が有給公休の場合は、
会社から給与支払いがあるので、今回紹介する制度は使えません。
※しかし、会社から支払いがあるのでもらえる金額はほぼ変わりません。
こちらのパターンの方の方が、出産手当金より多く会社から報酬が発生する可能性が高いため、制度的にはホワイト企業だと思います。
産前休暇が無給公休の場合は、
会社から給与支払いはありません。
代わりに健康保険組合(組合健保・協会けんぽ)から給付金として給与の2/3支払われます。
今回、産前休暇の申請に注意が必要なのは、無給公休のパターンの方です。
確認方法
第一子の産前休暇に入った月の給与明細があれば確認できます。
給与明細を見ても分かりづらい場合は、会社に質問すればすぐに教えてくれると思います。
産前休暇申請による育児休業給付金受給の違い
第二子の産前休暇を申請する
第二子の産前休暇開始日で第一子の育休は終了となります。
よって、産前休暇開始日から第一子の育児休業給付金(給与2/3または1/2)を受給できません。
第二子の産前休暇を申請しない
第二子の出産日まで第一子の育休は継続します。
つまり、産前休暇開始日から第二子出産日まで第一子の育児休業給付金を受給できます。
出産手当金
出産手当金は、出産して会社を休んだ時に申請すれば受給できます。
出産日以前42日前から産前休暇ですが、産前休暇を申請せず、出産日の翌日以後56日後までの産後休暇のみ申請することが可能です。
※多胎の場合は日数が変わります。
※ 出産予定日より出産が早まった場合は、出産した日を基準として産前となります。また、出産予定日より遅れた場合は、遅れた日数分を追加して受け取ることができます。
上記の場合でも、出産手当金(給与2/3)は、産休・育休に関係なく、出産して会社を休んだ期間支給されます。
第一子の育休継続期間も受け取ることができるので、第二子の産前分も受給できます。
育児休業給付金と出産手当金の併給
産前休暇が無給公休(会社から報酬が出ない)、産前休暇を申請しない場合、第一子の育休が第二子の出産日まで継続します。
よって、産前休暇分の約42日間は、第一子の育児休業給付金と第二子の出産手当金をダブル受給できます。
これは制度上問題ありません。労働局からも認められています。
もちろん、休める期間は変わりません。
一例(賃金月額30万円の場合)
無給公休で産前休暇を申請しなかった場合
第一子の育児休業給付金
300,000円×2/3=200,000円
1日あたりの育児休業給付金
200,000円÷30日≒6,500円
出産予定日より出産が早まった場合や、出産予定日に出産した場合は42日分受け取ることができます。
42日分の育児休業給付金
6,500円×42日≒273,000円
よって、育児休業給付金の約27万円を受給できます。
第二子の出産手当金
300,000円×2/3=200,000円
上記、出産手当金も併給できます。
このように考えると、産前休暇申請しないことにより第一子の育児休業給付約27万円分多く受給できます。
※出産予定日より遅れた場合は、遅れた日数分を追加して受け取ることができるので計算が異なります。
その他検討事項
条件を満たせば、産前休暇を申請しない方がお得なのですが、会社によって休暇中の規定は異なります。
例えば、私の会社では、産前産後休暇と育休で退職金の勤続期間が異なります。
産前産後休暇は退職金の勤続期間に計算されますが、育休は計算されません。
その他、昇給や確定拠出年金など産前産後休暇と育休で異なる可能性がありますので、勤め先へ取り扱いに関して確認は必須だと思います。
私も会社に確認しましたが、制度としては問題ないものの必要な手続きを検討すると言われています。
感想
私の会社は無給公休なので、産前休暇を申請しないことにより、第一子の育児休業給付金を多く受給できます。
ただ、会社としてはメリットもデメリットもなく、理解しているのか少し不安です。
また、第二子はいつ生まれるのかわからないので、結局受け取れる金額は産んだ後でないと分かりません。
制度として併給が使えると認識しておくことが大事かなと思いました。
年子のママに、給付金や申請方法を聞く機会はなかなかないと思います。
今回は知人のママに教えてもらったのですが、年子のママになる予定の方は一度会社に確認することをお勧めします。
本当に国の制度は複雑で難しいですね。
多くの方が損せず育児ができますように。
読んでいただき、ありがとうございました。
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