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結婚前から育児まで。パートナーと将来を考える時のおすすめ本
最近おすすめのパートナーシップ本を聞かれることが多いので、noteにまとめてみようと思います。
日常生活でのコミュニケーションや家事分担に役立つ本から、子どもを持つことを考えるときに読みたい本まで、さまざまなライフステージにいる方のヒントになること間違いなしです。それではどうぞ!
『愛するということ』
ベタですが断トツにおすすめしたいのはこちらの名著。
多くの人が、パートナーとうまくいかないのは「愛するにふさわしい相手」に出会っていないからだと考えていますが、それは勘違いであり、相手のありのままを尊重して積極的に気にかけることが大切だと書かれています。
この本で書かれているのは、恋愛本でよく見る「愛される方法」や「モテテクニック」とは真逆の内容。
この本との出会いが衝撃的すぎて、「パートナー選びよりも大事なことがある!」と熱く語るnoteまで書いちゃいました。
『夫婦・カップルのためのアサーション 自分もパートナーも大切にする自己表現』
「パートナーとの話し合い」の実践的な内容を知りたい方にはこちらの本。いろんな人におすすめしまくってます。
「アサーション」とは、自分と相手の気持ちをどちらも大切にするコミュニケーション法。自分の主張を我慢するわけでもなく、また相手を傷つけるわけでもなく、自分の考えを適切に伝えられる方法を学べます。
自己表現の3つの種類からDESC法と呼ばれる効果的な意見の伝え方、カップルの発達段階やぶつかりやすい課題まで体系的に整理されているのでぜひ。『愛するということ』と合わせて、忙しい人でもこの2冊だけは絶対に読んでほしい……!!
『嫌われる勇気』
パートナーに嫌われるのが怖い、パートナーについ感情をぶつけてしまう、という人にまっさきにおすすめしたい1冊。
自分と他者の課題を分離することや、相手を「存在」レベルで受け入れることの大切さを学べます。また、アドラー心理学では原因論ではなく目的論を唱えているので、怒りの捉え方も変わります。
自分が望むことを、相手がどう受け取って選択するかはコントロールできないんですよね。課題を分離できると、同じように自分の意思や選択を尊重できるようになると思います。
『エンジニアリング組織論への招待』
パートナーシップってエモ100%みたいなイメージがあるかもしれませんが、論理的に学んでみたい人に紹介したいのがこちらの本。
エンジニア向けの組織開発・マネジメントの本なのですが、事実と解釈を分ける、問題vs私たちの構図にする、傾聴、Iメッセージ、情報の非対称など、仕事でも家庭でも良いチームを築くヒントが詰まっています。
『他者と働く』
パートナーシップにも役立つ組織論シリーズpart2。「パートナーと分かり合えない……」と思った時に読む本です。
パートナーに、道具的な役割を期待する「私とそれ」の関係になっていないか。自分の言い分を脇に置いて、相手の視点から考えられるか。
ミッションや立場が異なる他部署の人とのコミュニケーションのヒントになるばかりでなく、家庭内のチームメンバーであるパートナーとの対話にも応用できます。
『ほしいのは「つかれない家族」』
パートナーシップ本の内容って、ちょっと哲学的だったり学術的だったりととっつきづらい部分があるかもしれません。
この本を知ったとき、「ついに漫画でめちゃくちゃ読みやすくてわかりやすい家庭運営を説明する本が出てきた~!」と歓喜しました。お互いがストレスを溜めない仕組みづくり、大事。
「つかれない家族」を読んだのだけど、
— あつたゆか | ふたり会議 (@yuka_atsuta) December 15, 2020
・会社でも家庭でも、属人化はダメ
・必要なのはお互い疲れない仕組みづくり
・パートナーに不満を言えない問題の解決法
・分担は性差ではなく個人差で決める
など、私が言いたいことがわかりやすく漫画になっててめちゃ良かった。https://t.co/Zi32rYwkle pic.twitter.com/GDkm89HdGX
『ふたりは同時に親になる』
産後に急激に夫婦の仲が悪くなる「産後クライシス」。実際に産後は離婚率も高いというデータもあるのですが、産後クライシスがなぜ起きるかの構造がパパママ目線両方で書かれていて、とてもわかりやすいです。
これから赤ちゃんを迎えるご夫婦はもちろん、子どもを持つことを検討しているカップルも絶対読んでおいたほうがいい本です。
仕事も家庭もうまくいく!共働きのすごい対話術
https://amazon.co.jp/dp/4295407151/
拙著で恐縮ですが、パートナーと対話できる関係性を築きたい人向けに執筆した一冊です。さまざまな共働き家庭の例を紹介しながら、対話できる関係性を築くコツや具体的な伝え方のポイントをぎゅっと濃縮しました。パートナーと家庭の共同経営者になり、ふたりで当事者意識を持って人生を切り開いていきたい方にぜひ読んでもらいたいです。
以上、おすすめのパートナーシップ本8冊を紹介しました。
どの本にも共通するメッセージは、「結婚・夫婦とはこうあるべし」とか、男/女だから、夫/妻だから……と肩書きを主語にしてあるべき論を語るのではなく、自分と相手の気持ちにちゃんと向き合って、問題を構造で捉えてふたりで解決していこうよ! という点なのかなと思います。
読んでその通りに実行すれば、問題や悩みが全て解決するわけではありませんが、これからふたりに起こりやすい課題や解決のための考え方を知っておくと絶対に役に立つはずです。
「本を読むのが苦手!」という方は、年間150冊以上読めるようになる読書法もまとめているのでこちらもぜひ~!
「本だけでは学ぶのが難しい…」という方は、対話スキルや家庭運営、ライフイベントの知識を仲間と学べるコミュニティ「ふたりの教室」も運営しているので、よかったらぜひ!
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