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黄斑上膜&白内障手術(2) 入院 

2月。眼科病棟より電話。
「3月27日入院、29日手術という日程でどうでしょう。」
大丈夫、その期間ならなんとかなります。
退院日は術後に決定。
万一網膜にガス注入ということになったら相当伸びそう。

ということで、入院準備。
1月の診察の後、入院受付で一通りの資料は頂いていましたので、必要なものはわかりました。
が。眼科病棟に電話して確認。

「眼科入院ですが、パジャマは前あきのほうがいいのでしょうか」
「そうですね、手術の後大きめの眼帯をつけますので、脱ぎ着のときに外れる可能性もありますから、前あきのほうがおすすめです」
しまむらへGO!

他には、目薬を5分おきに差すので、タイマー。スマホのタイマーを使うより、ダイソーのキッチンタイマーのほうが便利でした。

シャワーは術後2日目から使えますが、衛生上シャワーマットは持参とのこと。
これもダイソーのぺらっぺらのシャワーマットを購入。
これは、抗がん剤投与48時間以内の入浴後の足ふきマットとしても活躍中です。家族と共用を避けるため。

それから「かかとの覆われた靴」。
最近はどこも転倒防止のため、かかとのある靴指定のようですね。
クロックスも禁止。
これは12月に入院したときのものをそのまま使いました。
あとは、デジタル時計。
病室には時計がないということは学習済み。

前回は1泊でしたが、今回は最低5泊。
スーツケースと無印のジュートバッグ(LL)、リュックで荷造り。


入院のために揃えたものについてはこちらに。

3月27日。
相方の付き添いで入院受付へ。
入院は10時予定。
8時半で順番待ち2番!これより遅くなるとかなり混み合うそうです。
入院予定の方をみると、空港のカートみたいな巨大なカート一杯の荷物の方も結構いらっしゃる。
長期入院となると準備も大変でしょうね。

コンビニで飲み物などを買って、いざ病棟へ!
相方とはここでバイバイ。
一人で持てる程度の荷物なので。
病室へのドアの中へは極力患者以外は入れないようです。

バイタルチェックのあと、簡単な中の説明。
給湯器、自動販売機、シャワールーム、洗濯室、検査室(入院中はここで検査を受けました)、そして病室へ。

とってもきれいな病室。
最上階の南向きの窓側、眺望の良い部屋。
これ、マンションなら軽く億超えますね。
それに思ったより広い。
床頭台の他にもロッカーがあるし。

この病院、テレビカードシステムではなく、テレビ、コンセント、冷蔵庫セットで1日500円でした。
コンセントはベッドの枕元ではなく、テレビの横にあったので、延長コードの長さがもっと長かったら良かった、と学習。

担当の看護師さんがいらして、今後のことについて簡単な説明。
その中で
「半年以内に他の病院に入院されていた方は、細菌検査を受けていただきます。便をとりますが、自分で便をするか、あるいは看護師が肛門から採取することになります」
即答!「自分でやります」
といっても、便潜血検査のようなスティック状のものではなく、大きめのおまるみたいなもの(使い捨て)を便器においてそこにする。
出たらナースコールで連絡する、というシステム。
こっちのほうが絶対いいわ!!

薬剤師さんから、これから使う目薬の説明。
入院前から感染予防の目薬を指していましたが、引き続き使うこととか、
術後の目薬のこととか。

そうこうしているうちにランチ。
パンと焼きそば、コーヒーゼリー、さつまいものサラダ。
美味しい!!滅茶美味しい!!

ここは朝ご飯をパンかご飯か選べます。
ご飯にしました。
それと、朝食につくドリンクを、牛乳、豆乳、野菜ジュース、果物ジュース、ジョアから選べます。
こういうときでないとなかなか飲まないのでジョアにしました。

昼過ぎ。
若手Dr.(イケメン・目の保養、眼科だけに)が呼びに来て、病棟内検査室で診察、そして手術の説明がありました。
前回の診察のとき伺った内容と同じです。
「麻酔液を流すので何も見えなくなるから怖くありませんよ。痛みもありません。針のようなものも見えませんからね」
安心!

で、ですね。
眼科に通ったことのある方ならおわかりでしょうが、眼球の検査をするのに「上を見て」「右を見て」という指示がありますよね。
かかりつけ医は「上を見られて」「下を見られて」なんです。
そしてこの若手Dr.は
「軽く上を見て」
は?軽く?わからん。
「下をご覧ください」
いきなりバスガイド化!

ちなみに、かかりつけ歯科医だと
「(口を)漱いでみてください」
なんだろう、この委ね方。

ちなみに、術後の禁忌として
2、3ヶ月は温泉、プール、土いじり等はだめとのこと。
感染予防のためです。
「ガーデニングとかされますか?」
「雑草を引っこ抜くぐらいです」
「それもやめてくださいね」
ヨシ!相方に任せた!!

ということで、この日のやることはここで終了。
順番取りとか予約とか不要のようだったので、シャワーを浴びてスッキリ。

四人部屋で最初は私だけだったけれど、すぐに満室になりました。
ドア側のお二人がしきりに痛みを訴えてらして、「そんな痛い手術なの?」と
思いました。ちょっとビビった。
でもこのお二人はすぐに退院されたので、違う眼病だったのでしょう。

晩御飯は茶碗蒸し、サバの香味焼き、ブロッコリーのおかか和え。
ご飯は150グラムとやや少なめ。
でも普段の晩ごはんのときもこれくらいの量だから大丈夫。
何しろ美味しい!
病院食はなかなか口に合わないと言われますが、お魚料理が多くて、味もしっかり付いてるし、家で作る料理のレパートリーが増えそうなメニューが一杯でした。
次入院するときもここがいいなと思う最大の要因。

消灯。
同室の方の苦悶の声が気になる。
向かいのベッドの方の足音で目が覚め、3時半からネットの海を漂いました。

こうして入院初日終了。

3月28日。
朝食
りんご2切れ、焼き豚入り野菜炒め、ご飯、じゃがいもの味噌汁、ジョア。
何十年ぶりだろう、ジョア、美味しい。

10時。
病棟内検査室で主治医による診察。
明日9時から手術と決定。
明日以降、2日まではシャンプー禁止。
当日はシャワー禁止。
翌日からは下半身のみシャワー可能。

手術中の注意事項として
なにか見えても目を動かさない。
なにか動きたいときは口で伝える。

とにかく繊細な手術なので、ちょっと動くだけでも危険。
それから、ガスを使うことはほとんど稀だそうです。

昼食。
親子丼、パンプキンサラダ、具だくさんみそ汁。

歯科かかりつけ医から渡された紹介状を持って口腔外科に行こうとしたら、その紹介状がどこにもない!
看護師さんと荷物をひっくり返して探したけど全然見つからない。
最悪なくても大丈夫ですよ、と言われたけれど、紹介状なしだとめちゃ高くなるやつ?
と、最後に床頭台の一番上の棚をあけたら、扉の隙間に挟まってました。

眼科病棟から口腔外科に連絡してもらって受診。
全体のレントゲンを撮って一言。
「このまま腫れが引かないようなら抜歯ですね」と。
処置なしで返されました。

今季最後のシャンプーのあとに夕食。
タラの寄せ蒸し(豆腐、しいたけ、魚団子)おろしポン酢、たけのこきんぴら、きゅうりの酢の物。

ドア側のお二人が退院されたので、二人部屋に。

そういえば、とても気になったというかすごいと思ったのは、この病棟はかなり掃除が行き届いていて、お手洗いも1日何回もお掃除に来られるし、病棟内を散歩するたびにモップ掛けされる方とすれ違う。
とても衛生的。

そんな感じでいよいよ翌日手術へ!

つづく

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