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乳がん闘病記 費用編 2024年医療費控除

さてさて。
我が家の場合、去年私の医療費がかなり高額だったこと、相方が副業収入があることで確定申告することになりました。
医療費控除、頑張るぞ!の意気込みで、頑張りました。

☆税務について素人です。
私の場合のみなので、他の方の場合に当てはまるかはわかりません。
間違っていたり、見当違いなことを言っているようであればご指摘くださるとありがたいです。

(最終的に必要となる年収については副業が入ってないなどでぼかしてます、あしからず。
次女も別生計ですが、記入例として入れてます)


医療費控除の注意点

控除されるのは保険治療分のみ

・差額ベッド代 
・入院中の病院食
・レンタルパジャマなど
・医療スタッフさんへの心付け(今はそういう事はありませんが)
・先進医療、自由診療
・医師の指示のないサプリなど…
これらは控除対象外です。
他にもたくさんあるようです。
☆詳しくは国税庁や下記参照のサイトをご覧ください

医療機関への交通費は控除対象

・ただし、公共交通機関に限ります。
タクシーや自家用車で通院した時のガソリン代、駐車場代は控除対象外。
☆これも、車椅子の場合や緊急の場合など控除対象となることもあるので、所管の税務署にお問い合わせください
・1人で通院できない人の通院に付き添った場合の交通費は控除対象。

次女が小学生の頃、中耳炎でかなり長いこと耳鼻科に通ったのですが、その時付き添いの私の交通費も控除対象となったので、ギリギリ医療費控除申請できたことがありました。

保険金、付加給付金はかかった医療費分のみ差し引き


医療費以上に保険金があっても、それで他の医療費分を差し引く必要はありません。
☆保険金、もともとは保険料を払ってますからね!
詳しくは、私の例でお話します。

年度ではなく、2024年1月から12月までに支払った医療費分を申請 

カード払いの場合は、引き落とし日ではなく決済した日になります。

実はここで1回計算し直す羽目になりました💦
右乳房全摘出、腋窩鎖骨下部郭清を受けたのは2024年12月26日。
退院したのは2025年1月8日。
そして15日分の医療費を払ったのが退院日。
12月分と1月分の請求書は別になっていたので、てっきり12月分は2024年分に含まれると思っていました。
が、カードを切った日が医療費控除の対象日になるので、今回の入院分は2025年の医療費控除の対象になります。
2025年も放射線治療やベージニオ先輩が待ち構えているので、ドキドキ医療費控除になりそうです!


ではさっそく、書類を見てみましょう。

2024年分医療費控除の明細書(内訳書)


国税庁のサイトで医療費集計フォームをDLできます。
まずはこちらで集計です。
私はおくすり手帳アプリで家族分の医療費を全て入力していたので、領収書を探し回ることなく済みました。
☆万一領収書をなくしても、このアプリのなかに領収書を画像に残しているので証拠になるそうです。

マイナンバーカードがあればeTAXで申請できます。
また、マイナポータルで医療費控除の申請をする人に他の家族の代理人登録をしておくと、家族の医療費をひとまとめにできます。

というわけで、計算ができたところでさっそく記入していきます。

参考として、とても使えるサイトを発見!必要なことはここを見ればすべてわかる感じです!

国税庁の「医療費控除の明細書【内訳書】」がこちら。

うちは1枚では足りません💦

実際の記入例(色々ぼかしてます)

健康保険組合から届く「医療費の通知」で申告される方は、一番上の欄に記入。
でも、「医療費の通知」は10月〜12月分はまだ届かないので下の欄に記入することになります。
また、交通費も別に記入することになります。
うちははじめから(2)で申告します。
なぜなら「医療費の通知」をなくしたからです😢

各人ずつ、医療機関ごとにまとめて記入

私は
・かかりつけ歯科
・内視鏡検査したクリニック
・大腸ポリープした病院
・黄斑上膜の手術をした病院
・乳がん検査をしたクリニック
・現在通っている乳腺外科 
・PETCT検査クリニック
・かかりつけ眼科
・かかりつけ内科
に通いました。
(と、ここで、眼科入院中に口腔外科で診てもらってたことを思い出して別シートに追加しました。)
それぞれ、医療費、交通費、院外処方費をまとめています。
他の家族も同様です。

交通費は交通機関を経路にしたがって記入(往復の交通費×日数)

記入例では詳細には書いていませんが、「◯◯バス〜JR」、「◯◯電鉄」などのように記入します。
領収書などは不要ですが、通院日は記録しておかなくてはいけません。
定期券で通院した場合は控除対象外です。
「その他の医療費」に✓します。

院外処方も処方箋を出した病院ごとにまとめる

こちらもかかった病院ごとにまとめます。
「医薬品の購入」に✓します。

保険金、付加給付金、高額療養費からかかった医療費を差し引く


1 眼科手術の入院・手術給付金など
黄斑上膜・白内障手術で5日間入院した病院です。
保険診療分は高額療養費の適用となり、95,589円でした。
マイナ保険証であらかじめ高額療養費の申請をしているので、あとから返ってくるのではなく、はじめから差し引いた額で請求が来ます。
保険金、家族療養付加金はかかった医療費以上でしたが、差し引かれるのは95,589円までで、この件はここで終了。
余った分から他の自己負担金を差し引く必要はありません。

2 PET-CT検査に対する家族療養付加金
相方の健保の家族療養付加金は、一人がひと月に一つの医療機関でかかった医療費が2万円を超えると、超えた分が3ヶ月後に給与口座に振り込まれます。
PET-CT検査で29,290円かかったので、9290円給付されました。
この分を差し引きます。
この月は、今かかっている乳腺外科で3回診てもらいましたが、この3回を合算しても二万円に届かないので、家族療養付加金はありませんでした。
☆家族療養付加金は個人ごと、医療機関ごと(同じ医療機関では診察科目ごと)の計算になります。

3 乳腺外科での入院、通院に対する保険金、家族療養付加金

乳腺外科では、ドセタキセル、EC療法各初回を入院で受けました。
その際の入院給付金、そして通院で二万円を超えた月の家族療養付加金をそれぞれその月の保険診療分から差し引いています。
なお、11月はEC療法,ジーラスタポッド2回の受診で9万円強かかりました。
この分の家族療養付加金の給付は2月になります。
確定額がわからないので、見込みで差し引いています。 
額に差異があった場合は修正申告することになります。

1枚に収まらない時は次のページへ。

同じように記入して、(ウ)に合算します。

控除額の計算

計算式が入っているので、簡単に出てきます。

そして、165,740円という数字が出てきました!
これが医療費控除額になります。

この額で還付金を計算してくれるサイトもあります。
数字を入力すると…

ということになりました(仮)
住民税も安くなるのがいいですよね。 

アレだけ支払ってこれくらいしか返ってこんの?というのはありますが、これが今年の定期検診代の一部になると思えば…

なお、領収書の添付は不要ですが、5年保管することになっています。 
提出を求められたらすぐ出せるようにしておかないと💦

ということで、令和六年分の医療費控除のあれこれでした。
私と同じくらいの医療費がかかった方で、保険未加入の方や家族療養付加金のない方はもっとたくさん還付されるはずです。
スマホでも申請できます。
少しでも取り戻しましょう!!

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