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【ホテルステイ】村全体がホテル〜NIPPONIA 小菅 源流の村 宿泊記(その一)


ご縁があり、お仲間のお誘いに乗って、初めてNIPPONIAのホテルに宿泊してきました。
 

NIPPONIA HOTEL は、町に点在する歴史的建造物をリノベートしたホテルです。
全国にいくつも展開されているようですが、私は今回が初めてで、とっても楽しみにしていました( *´艸`)


0.NIPPONIA 小菅 源流の村 とは

 
今回宿泊した「小菅 源流の村」は、「700人の村が一つのホテル」をコンセプトに、村の人たちも一緒になってつくっている施設なんです。
 
 
建物は、築150年の古民家。
村の名士のお屋敷だったようで、最後に住まれていた方は、村の学校の校長先生をされていたとか。
 

大きな古民家に住んでいて、家は村人たちの集まりの場所にもなっていたそうで(テレビが世に出た当時は、このお家にしかなくて、みんなが見に集まってきたとか(^^;))、かつては校長先生って、名士というか名誉職というか、地元の人から敬われる存在だったんですねー。
しみじみ。
(あ、今も敬われてると思うけど!)

 
その後空き家になってしまったのを、ホテルとして再生したのだそうです。
 
 

1.お迎え~ホテルへ


今回私たちは、JR大月駅までのお迎えをお願いしました。

関西に住む私にとって、中央線は初めての路線。
これまた初めて降りる大月駅は、最近改装されたのか、キレイな駅舎でした。

車で30分ほど走って小菅村へ。

途中でトンネルがいくつかあるのですが、中でも3キロほどあるトンネル(松姫トンネル)が数年前に開通したことで、小菅村と大月市の行き来が格段によくなったんだそうですよ。
運転手さんはガイドさん並みに、小菅村や道中のいろんなお話をしてくださいました。
この方、単なる運転手さんじゃないどころか、タダモノではなかった(←言い方)ことが後でわかったんですよね……。


そうこうしているうちに到着しました!(*^^*)

入口にNIPPONIAの暖簾。
なんと!暖簾をくぐって入ったら駕籠が!
さすが150年の歴史を感じました。
玄関土間。正面は番台のような作りになっています。
チェックインをした、ラウンジ。このスペースは宿泊者はいつでも使っていいそうです(*^^*)
チェックインの時に出していただいたお菓子は、「ちゃーちゃんまんじゅう」と言って、「ちゃーちゃん」と呼ばれている村のおばあちゃんが作っていらっしゃるとか。皮もほんのり甘くておいしかったー!
近くにある「道の駅こすげ」では、これだけでなく、いろんな味のバージョンのちゃーちゃんまんじゅうを売っていました。


2.お部屋は大家のスイート♪


私たちが泊まったのは、この「大家」と言われる建物の中のお部屋でした。
4人だったので、必然的にいちばん大きなお部屋に泊まることができました!( *´艸`)

お部屋に入ってすぐの、玄関やリビングの写真は残念ながら撮り忘れ(^^;)←浮かれすぎ


1階にベッドが2台。
天井は低いけど2階があって(ロフトっぽい感じ)、こちらにもベッドが2台。だれがどこで寝るかじゃんけん大会(*^^*)←私は腰痛につき免除で1階にしてもらいました。
寝室横の廊下にもこんなスペースがあって、お庭を見ながらくつろげます。
後ろのハンモックが魅力~。
廊下から見えるお庭。水が流れる音で癒されます。
白い袋に入っているのはビスケットならぬ「ビスコッティ」。味わい深いおやつです。
用意されていた飲みものはコーヒーで、紅茶好きの私は残念組(^^;)
冷蔵庫には小菅村にある"源流醸造所" Far Yeast Brewingのクラフトビールが2種類。
これももっとバリエーションがあって、道の駅で買うことができます。
なんかねー、香りがいいんです!
ホテルには温泉はないけど、内風呂がヒノキ造り!
温泉を楽しみたい方は、道の駅にある「多摩源流温泉 小菅の湯」へどうぞ!(笑)
お部屋にある札を渡したら、無料で入れます。
ベッドの上に用意されていたナイトウエア。なんと、ひざ丈の長い靴下までありました!
4月中旬とはいえまだ肌寒かったので、とってもありがたかったです。


3.さんぽで知る地元のお話


荷物を置いて一息ついた後は、ホテルが用意してくれたアクティビティの「さんぽ」に出かけました。
先ほどの運転手さんが、近隣の解説をしつつ、1時間ほど案内してくださるのです。

ホテルの裏手からスタートして、ヤマメの稚魚を育てているのを見せてもらったり

山ほどいたのに、写真を撮る頃には人の気配を察したのかいなくなってしまってました……

しいたけの原木を見せてもらったり

とっていいよーと言われたので、童心に返ってついたくさん……

そろそろわらびがではじめているよーと教えてもらったり

わらびがどこに生えてるのか、間違い探し並みにわかりにくい(^^;)

とまあいろいろお話してもらうのですが、しみじみ思ったのはこういう野草、山菜の知識が私にほとんどないこと。
大阪市内の駅近くに住んでいて、今回つくしを十数年ぶりに見た!みたいな生活をしているので、聞く話が全て異世界のようでした(^^;)

でもおかげで「トウがたった」だの「ウドの大木」だのという慣用句の語源を知ることができました!(何をいまさら)


興味深かったのは、「水」のお話です。

小菅村は「源流の村」を押し出して村おこしをしているのですが、「多摩川の源流」ということで、村の3分の1を東京都が持っているのだとか。

水を巡ってはその土地ならではのお悩みがあったりするものですが(死活問題ですもんね)、東京都が山梨県の小菅村の土地を所有しているというのが驚きでした。
もっともこのお話は有名らしく、お仲間の中には知っている人もいたのですよねー。
恐れ入り谷の鬼子母神。


そんな、自然から歴史からいろんなお話を聞かせてくれた「運転手さん」は、実はかつて役所に勤めていて、教育長までされた方だったそうです。
どうりで博識なんだわ……。

そして、このホテルの誕生にも関わっていらっしゃったと聞いて、なるほどとと思いました。
そこんじょそこらの「ホテルの送迎係」とはオーラが違いましたもん(どの立場で言ってる?)


さんぽのゴール地点は「道の駅こすげ」で、物産館を見た後、温泉に入りました。
日の高いうちから温泉でのんびりできるなんて、しかもそれが平日だなんて、なんて贅沢なんでしょう~(感涙)


4.たき火タイム


ホテルに戻って、午後6時半から30分間は、たき火タイムです。

薪をくべてたき火するなんて、キャンプファイヤーみたい!

たき火を囲みながら宿泊者同士がお話できるなんて、なかなかないことじゃないですか?

……と思いながらも、結局私は最初の数分火に当たっただけで、部屋で過ごしてしまったのですが(笑)


けっこう長くなってしまったので、ドラマチックな夕食は次回で(^^;)


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「NIPPONIA  小杉 源流の村」についてのお話は、ホテル運営をされている谷口峻哉さんのnoteに詳しく書かれています。
ぜひご一読をおすすめします!


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富士の国やまなし観光ネットでも、詳しく取り上げられています。
「崖の家」にも泊まってみたいなー(*^^*)


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以下の書籍もぜひご参考に♪



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主に小学校の教科の学習の中で、関連づけて読み聞かせができる絵本を紹介しています。


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なぜ小学校で読み聞かせをするのがいいのか、学級づくりにどう役立つのか、そんなことも書いています。


2021年9月に出版した、初めての電子書籍です。
子育て中であり仕事にも忙しかった小学校の先生の私が、少しずつ意識を変え、生活を変え、夢を叶えていったお話を書いています。



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