【通知票の所見の書き方のコツ】日頃からエピソードの記録をためていこう
酷暑の中、2020年の2学期が始まりました!
私の勤務校では、今年に限って成績を前期・後期で出すことになりました。
なので、2学期開始早々、
成績処理や所見を書く作業を始める先生方もいらっしゃいます。
担任している頃、特に若い頃は
「所見を書く」ことに、とてもエネルギーと時間を使っていました。
30人以上の所見を一晩で一気に書き上げる先生もいらっしゃるかもしれませんが、
多くの場合、ある程度の人数は書けても、
最後の数人で「何書こう・・・」と悩むことになりがちです。
もちろん過去の私は、気の重くなる仕事は先送りにしてしまって
(あかんやん、と思いながらも)
提出直前の数日が、とっても苦しいことが多かったです。
そんな私が、あるとき知って役に立ったのが
「何かの場面でこれ!と思ったことを、所見に書ける文で少しずつ書いていく」
という方法です。
例えば1年生の学校探検で、グループでまとまって行動している子がいたら
「がっこうたんけんでは おなじ ぐるうぷの おともだちと
5にん そろって けんがく していました。」
と書いておけばいいのです。
これが「協力〇」とか「仲よく行動」というメモだと、
いざ書こうというときに、なんだったっけ?となってしまいます。
この一文だけだと所見として寂しいので
(事実を書いているだけなので)
「かいだんの のぼりおりも ともだちに あわせていて、
とても やさしいなあと かんしん しました。」
と書くと、
友だちを思いやって行動できることを評価している所見になります。
「りかしつでは、じっけんの どうぐに めを とめるなど、
なにを する へやか よく みているところが えらいです。」
だと、興味を持って活動していたことを評価する所見になります。
日々の活動で、いいなと思ったことを
できるだけ、 そ の 日 の う ち に 書いておくことを習慣にすると
あの提出前の苦しみ(!?)が少しは軽減するかも(^^;)
所見を書くコツは他にもあるので、また機会があれば、ご紹介しますね。
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【ワーク】
どんな場面での様子を所見に書きたいですか。
活動場面を挙げてみましょう。
例 : 係・当番活動 授業中の発言 休み時間の過ごし方 課題の取り組みぶり 態度 など
(取り組むことで自分の考えが整理されます。ご自分のノートでも、コメント欄でも、書いてみてくださいね)
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【質問】
あなたが評価されたいことは何ですか?
*自分が評価されたいことを知っていると、子どもたちを見る時に、その観点を生かすことができますね*
(ご自分に問いかけてみてくださいね。答えはすべて正解です)
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