【絵本紹介】面白くって笑える絵本といえば( *´艸`)~「絵本のお話会」で紹介された絵本から
絵本好きの友人たちと月に一回開催している「絵本のお話会」。
ちょっと前にさかのぼりますが、10月のお話会で紹介された絵本を載せますね。
(今年の話は今年のうちに!笑)
テーマは「面白くって笑える絵本」。
わはははと笑える面白さから、じんわりくる面白さ、いろんな「面白い」「笑える」があって、それも興味深かったです( *´艸`)
■よかったね ネッドくん(レミー・チャーリップ 作 八木田宜子 訳 偕成社)
がんちゃんおすすめの一冊です。
偕成社の内容紹介では
「パーティーに出かけたネッドくん。運がよかったり悪かったり、スリル連続の大冒険。アメリカで爆発的な人気をよんだ絵本です。」
と比較的あっさりと紹介されています。
ピンチと思われることがあるけど、よかったね、という展開になる。
この「変化のある繰り返し」でお話が進みます。
ピンチになるたびに読者もドキドキ。
どうやってこの局面をくぐり抜けるんだろう?というキモチで読み進めるんですよね。
このピンチがまた「ありえないピンチ」だったりするので、それも面白ポイントの一つなのかも。
私、この絵本は知っていても手に取って読む機会がなかったのですが、ピンチの時と、うまく行く時で、文字の色が違うんだそうですよ。
年齢を選ばずに楽しめる絵本だと思います。
図書館で探してみようっと(*^^*)
■ここにいたい!あっちへいきたい!―にひきののみのはなし(レオ・レオニ 作 谷川 俊太郎 訳 好学社)
ごんちゃんお勧めのこちらの一冊。
なんと、レオ・レオニ(作)と谷川俊太郎さん(訳)のコンビの絵本ですよ。
『スイミー』や『フレデリック』は知っていたけど、この絵本は初めて知りました。
おてんばなのみと、内気なのみ。
性格の真反対な二匹ののみの会話でお話が進みます。
おてんばなのみは「あっちへ行きたい!」といろんな場所へ移動しようと言います。
内気なのみは「ここにいたい!」と、今いるところでの安定を求めます。
最後はおてんばのみが鳥の背中に乗って、未知の世界へ飛び立っていきます。
この絵本の不思議というか面白いところが(ごんちゃんに教えてもらったんだけど)、タイトルにもなっている「二匹ののみ」の姿が、一切見えないこと。
主人公の姿のない絵本(笑)
のみたちが隠れている動物は描かれていますが、のみは小さすぎて見えない、ということなんでしょうね。
会話の文字だけはしっかり大きな字で書かれています。
ちょっと不思議な、含蓄のあるお話です(*^^*)
■ぼくらはうまいもんフライヤーズ(岡田よしたか 著 ブロンズ新社)
私のお勧めはこちら!
岡田よしたかさんの絵本って、関西らしいユーモアにあふれていて、楽しいんです(*^^*)
エビフライとアジフライが、空き地で「やきゅうやれへんか?」と呼びかけるところからお話が始まります。
集まったのはイカリング、フライドポテト、コロッケ。
たいやきやたこやきも、「ぼくたちもやりたい」とやってきて……。
・・・・・・・・・・・
フライたちが野球をするという意外な設定(しかもとなりまちのチームとの試合を控えている)、それぞれの特徴をうまく表したプレーっぷり。
もう、読んでいて笑顔しか出てきません!( *´艸`)
楽しい気分になりたかったら、間違いなくお応えできる一冊です。
■じごくのそうべえ(たじまゆきひこ 作 童心社)
「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござあい。」
威勢のいい口上とともにお話が始まります。
調子よく綱渡りを始めたそうべえですが、何と足を踏み外して落下してしまい、気づけば地獄に。
そこで出会った死者や鬼たちとの、ユーモアあふれるやり取り。
そうべえたちは、ふんにょう地獄や針の山、かまゆで地獄をどうやって切り抜けるのか、お楽しみ!!
・・・・・・・・・・・
表紙に書いてある通り、上方落語の「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)を題材にした絵本です。
落語なので「地獄」といってもおどろおどろしいというより、どこか面白味のある、笑いのあるお話になっています。
子どもたちにもわかりやすいのか、1年生でも喜んで聞くお話ですよ。
もし可能なら、元になった桂米朝さんの落語を聞いてみるのもお勧めです。
個人的には、米朝さんのお弟子さんの枝雀さんの落語が好きなんですけどね(^^;)
■ぐるんぱのようちえん(西内ミナミ 作 堀内誠一 絵 福音館書店)
きょうちゃんが紹介してくれたのはこちらの一冊。
この日のテーマの「面白くって笑える」に当たらないかもしれないけど……と、ご自分の思い出の絵本を紹介してくれました。
なんだかなつかしくないですか?『ぐるんぱのようちえん』
1966年が初版ですよ。
もうすぐ還暦じゃございませんの……。
ぐるんぱは一人ぼっちの大きなぞう。
いろんなお仕事に挑戦するけど、自分のサイズと合わなさ過ぎて、なんだかうまくいかない。
でも子だくさんのお母さんに出会ったことで、ぐるんぱは自分の居場所を見つけます。
半世紀以上が経っても支持される理由の一つに「自分の居場所」を見つけるという普遍的なテーマがあるんでしょうね。
ところで私、『ぐるんぱのようちえん』って、かつてキムタクか誰かのドラマでちらっと話題になって、本屋さんでもポップが立ってた記憶があるんだけど
それは私の思い違い?
お話会ではどなたもご存知じゃありませんでしたー(^^;)
過去の「絵本のお話会」については、こちらから!
******************
電子書籍を出版しています。
これをオンラインスクールにできるよう、再編集にチャレンジ中!
↓ ↓ ↓
2021年9月に出版した、初めての電子書籍です。
子育て中であり仕事にも忙しかった小学校の先生の私が、少しずつ意識を変え、生活を変え、夢を叶えていったお話を書いています。
ペーパーバック版も出版しています。
初めての電子書籍『こうなる!と決めるから夢が叶う』の姉妹版。
私の出版体験記と、出版したことで起きた想像を超えるできごとを書いた本です。
子どもたちの心に種をまくように、ちょっと心に響いたり、何か行動してみようと思えたり、そんなきっかけになる絵本を紹介しています。
主に小学校の教科の学習の中で、関連づけて読み聞かせができる絵本を紹介しています。
それぞれの季節に合わせて読み聞かせできる絵本を紹介しています。
子どもたちにも人気の、読み聞かせで鉄板ともいえる絵本を紹介しています。
なぜ小学校で読み聞かせをするのがいいのか、学級づくりにどう役立つのか、そんなことも書いています。