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空き家・中古住宅が私の推し

今年の3月からファミリー向け一棟貸しホテル「EHON HOUSE」をオープンする予定で、いま準備に奔走中。
ホテルのテーマは「絵本を通じた家族のふれあい」

お宿の魅力を伝えたくて始めたnoteだけど、
最近「空き家や中古住宅をリフォームするの楽しい〜」と中古住宅LOVEに感じる現象が起こっているのでそのことについて書いてみたいと思う。

推しと中古住宅

推しってなに?

さて、まずは「推しってなに?」というお話について。

「推し」とは、好きな人やもの、応援したい人やもの、人に勧めたいほど気に入っている人やもののこと。

らしい。
私はここ10年位「推しがほしいな」と思っていた。
「推し活」なるものをしている人たちがなんだかとっても楽しそうで、
輝いているように見えたから。
・羽生結弦選手の追っかけをするファンの方
・韓国アイドルが大好きなファンの方
・二次元のアイドルが大好きなファンの方
友達にもいるけどすごく楽しそうに見えるのだ。

私の推しは中古住宅

最近10年間位のお付き合いとなる同僚がEHON HOUSEリフォーム中に遊びにきてくれた。
友人は最近推し活にハマっているらしく、東京のライブに行ったとのこと。
すごい羨ましい。

その会話の中で、「推しがほしいけどできないんだよね〜(私)」
「そうなん?毎日つい見ちゃうものとか、考えちゃうことってないの?(友人)」
「中古住宅くらい。。?毎日物件見とるし、いいの見つけたらワクワクする(私)」
「それ推しやん(友人)」
「!!??(私)」

というわけである。
私の推しはどうやらここ5年近く中古住宅だったらしい

空き家・中古住宅のここがいい!

どうやら私の推しは中古住宅らしい、ということは自覚したので空き家や中古住宅のどこが魅力的なのかを話してみたいと思う。
私自身は2軒中古住宅の再生(?)を経験している。
・大阪高槻で築47年のテラスハウスをシェキッチンに再生

・京都宇治市で築40年の中古住宅を一棟貸しの宿に再生
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まだまだ2軒。ひよっこちゃん。
けれど確実にここがたまらん!と思うポイントはあるので紹介したい。

1.家の歴史を感じると愛おしい

なんだか字面が変態っぽい(笑)
中古住宅ならではの魅力だと思う。家の歴史を感じるのだ。
中古住宅は色々なところに汚れがあったり、謎のシールが貼ってあったり
長時間放置されていたばかりに大量の埃があったりする。

掃除をしてシールを剥がしてあげると見違えるように綺麗になる。
自分が手塩をかけて育てている感がたまらない。

私は特に宇治の家を掃除している時にそれを感じた。
ワンオーナーで築40年のお家。
新築で夢いっぱいでこだわって建てたお家。
小さな子どもが育つ様子を見届けたお家。
そんなお家を掃除していると、
「君は頑張ってきたんだね。でもまだまだ輝けるよ。たくさんの人に愛される家になるよ」と心の中で話かけたくなる。
てか小声で話しかけていた(怖っ)

一度役目を終えた家がもう一度輝く様子を見るのは我が子の成長を見るように愛おしい。

2.冒険できる

我が家はモデルハウスだったものを購入した家だ。
なので扱いは中古住宅だったが、人が住むのは初めて。
実質新築みたいなものだった。
だから初めはどこもかしこもピッカピカ。
DIYにチャレンジする余地がなかった。快適だけど冒険出来ない。

中古物件は違う。
すでにまぁまぁボロボロなので、
・ちょっとクロスを張り替えよう!ついでに可愛いクロスで行っちゃおう!
・ここに可愛いフックつけよう!
・ウォールステッカーを貼ろう!
と躊躇なく冒険できる。
それが楽しい。


家族みんなでクロス貼りをする様子

3.金のなる木になり得る

言葉が悪いかもしれないが中古物件は金のなる木になり得る。
1軒目はシェアキッチンとして収入を産んでくれているし、
2軒目もうまく行ったらきっといくらかの収入を産んでくれると信じている。
空き家は誰にも必要とされない、むしろ近隣の住民の方の生活を脅かすと言われる。けれど、どんな形であり再生した家は誰かの助けになって、金のなる木にもなる。
空き家・中古住宅ドリームである。

空き家・中古住宅激増問題

言うまでもなく、日本は高齢者が増加の一途をたどり、人口減少確約国家。
空き家も増加の一途を辿ることが確定している国である。
私が再生に携わった2軒にしても、空き家になった経緯を聞くと誰もが他人事ではないと感じる。
少し詳しく話をすると、
1軒目は、テラスハウスのため建て直しも難しく老朽化する一方。古すぎて借り手が誰もつかず長期間空き家になっていた。そのためDIYしていいし、シェアキッチンもOKという破格の条件でお借りすることができた。

2軒目は、持ち主がご高齢になり施設に入ると同時に引越し。息子さんが引き継いだものの家は遠方であまりの残置物の多さに掃除も難しく、管理を不動産屋さんにお任せ、そこを私が借りた。
みたいな経緯だ。

本当に他人事とは思えない。
これからそんな空き家は身の回りにもどんどん誕生していくことだろう。

これからも「空き家・中古住宅が推し」と自覚するものとして、
将来有望な空き家を再生してみたいなと思っている。
とにかく今はまず、若手のホープである宇治の空き家をみんなに愛される家にできるようプロデュースしていきたい。

最後に少しクラウドファンディングの宣伝をさせて下さい。
2024年1月25日〜2月28日まで。
50%OFFの宿泊券や焼き菓子のリターン品をご用意しておりますので
ぜひご協力ください!

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