
あれも足りない、これも足りない、こんな私が幸せになれるはずがない?
足りない、と思うと急に不幸になる。
現実はなにも変わっていないのに、
「足りない」「持っていない」「買えない」
そういう不足に目が向いてしまうと、
とたんに不安になって、自信をなくして、疲れて、イライラする。
わたしの身になにが起こっているかは関係がない。
ただ、自分の注意がどこに向いているかって話で。
足りないものばかり数えてる。
過ぎ去ったことばかり考えてる。
って思ったときは、意図的に反対をやってみてほしい。
今すでに持っているものを数えて。
今すでに足りているものを数えて。
今ここにある幸せに注目してみる。
そんなものなにも無いと思ってしまうかもしれないけど、
ハードルをぐっと下げてみれば、
すでにあるものはたくさんある。
雨風をしのぐ家がある、とか。
今日食べるごはんを買うお金がある、とか。
今朝もちゃんと家族みんな目が覚めた、とか。
家族と呼べる人がいること。
夫が今日も元気なこと。
それは当たり前のようで、
ほんとうは有難いことだ。
でもね、
そんなことわかってるんだよって思わない?
それ、よく聞くやつじゃん。
今までにも何度も何度も、
どこかで見たやつじゃん。
そんなこと、とっくに知ってる。
今さら偉そうに言われなくたって、って。
でもさ、
やってみたことある?
そのとき1回だけじゃなく。
何度も、何度も、
繰り返し。
足りない、って思っている自分に気づいて、
気づくたびに有るものを数えて、
持っているものを書き出してみたりして、
いまある幸せと真剣に向き合う。
それ、
ほんとにやってみた?
わかったつもりで、
知ってることに満足して、
その場で1回考えてみただけで満足して、
やっぱりそんな綺麗事じゃ人生変わらないって、
どこかで諦めてるってことはない?
わたしは、そうだった。
小手先のテクニックをあつめては、
わかった気になって。
実際にはなにも行動しないまま。
もしちょっとでも、
耳が痛いと思ったら。
そんなこと言われたくないと思ったら。
この文章に腹が立ったら。
その気持ちと向き合ってみてほしい。
あらためてもう一度試してみてほしい。
「わかっている」から抜け出して、
「やっている」に変えてみてほしい。
ほんとうにささいな一歩でも、
進んでみることで現実は変わっていくから。
もうすでに持っているあなたの宝ものを、
もう一度数えてみようよ。
それだけであなたはもう、
じゅうぶん幸せになれるのだから。