#1 満天のホシゾラ
文面の頻繁なやり取り(ラリー)が苦手という、
私の目に見えない発達特性による困りごとは、
きっと、いつまで経っても伝わらないだろう……。
どう説明すればいいか分からないなぁと
辛くなって、先ほどの一節だけ最初に作っていた。(かなりマイノリティな特性な気がする💦)
実はグループLINEの煩雑なやり取りが増えて、
ストレスから療養するまでに至ってしまい、音楽活動も休止する運びに。
(今は再開しています。また私の「返信できない」波が来たときのために、スタッフさんと共有の公式LINE&メールを連絡窓口にすることで工夫しています。ご協力くださった方、ありがとうございます。)
当日は自分なりにSOSを訴えていたが、なかなか届かないと、無力さを感じてしまった。
「お空に行って光らせたら、この辛さはようやく分かってもらえますか?伝わりますか?」と
頭によぎった自分がいた……。
***
ADHDと診断を受けてから、困りごとを言葉にできる瞬間は増えてきたのだけど、それでもまだ、つまずくことはある。
我慢・譲渡して、あまり自分が生きやすくなっていない分野もあると気づき、悲しみに包まれた。
だからこそ、目に見えない障害や特性、事情を抱えている方への敬意を込めて歌詞を残しました。
明確にこの曲を届けたい人が何人かいる。
目に見えない辛さをかかえながら日々頑張られている、あの方へ。
誰かにとっては何ともないことのように思えても、「あなたにとっては辛い」のなら、その感覚を大切にしていいんだよ!と先輩に教わったことも、作詞のきっかけになった。
(発達凸凹の特性でいうと、例えば光の眩しさや、音や香りを敏感に感じて辛い方、電話がストレス、曖昧な指示が苦手、急な予定変更が辛いという方etcがいらっしゃいますね。)
笑顔でいても、平気なフリをしていても、きっと泣いた日々を皆抱えているのだろう。深い漆黒の心の中に、涙のお星様キラキラ…そんなイメージで「満天のホシゾラ」というタイトルに。
↑出来立てほやほやな状態で歌った時の映像。お待たせしました。フルver.の歌詞です👇
p.s.頑張っていたね 痛いほどに
はダブルミーニング的な。
目に見えないからと言って「自分ならではの辛さ」を無かったことにしなくていい。
辛いときは辛いと、言いやすい環境を作ることはきっと不可欠なのだと教えてくれた方がいます。
ADHDの診断書を最後のツイートに残して空に旅立った、若きバイク乗り青年。診断書の写真に込めた意味を聞かせて。
あなたが選んだお空は、美しかったですか?R.I.P.
辛さ・悲しみをなかったことにしなくていい。
そしてあなたが残してくださった生きた証を、
これからもこの曲を通じて伝えていく。
おかえり♪500人ライブの挑戦を終えた今、
発達凸凹に関する講演の機会をいただくことが増えた。例えばこちら^^
発達凸凹の特性は、一人ひとり違う。
それは大前提とした上で、
目に見えづらい特性を、歌と講演で「聴ける化」したい。これからも活動していきます♪
ということで、今日ご紹介した楽曲「満天のホシゾラ」は3rd album行きです。悲しみをrockに放とう!