Weverse Magazine”Butter”インタビュー(SUGA)
出ました♡
https://magazine.weverse.io/bridge/ja/214
はやる心を抑えて少しずつ大事に読みました♡
今回は星読みナシでインタビューの感想文のみ書きたいと思います。
やっぱりこのインタビュー素晴らしいです…。インタビューに必要なものの一つに、「どんな層に向けたものか」という視点があると思うのですが、これは本当にArmyに、しかも完全にオタクを名乗れるArmyに向けた内容ですよね。だから新規さんから古参さんまでBTSを愛する皆が毎回とっても満足しているんだと思います…!
余計な紹介も省いてあるところも好感を持てます…だってみんなほぼ何でも知ってますから。イチから説明されるほうがストレスです。
SUGAインタビューでもいきなり「肩の調子はどうですか?」から始めてるところがもう大合格ですよね…(何様かな?と思いますね自分でも。)
他の媒体でも「良くなってる」って言ってくれてるので何よりです❤️ ただ筋肉などの手術ですもんね… 元のように苦もなく動かせているわけではないと思います。。ただ以前のように痛み止めの注射を打ったりすることが無くなりそうで、そういう負担が減るというだけでも嬉しい。
そして音楽作業以外のことをしてみようとするも、果てしなく向いてない事に気がつき挫折するユンギヤ…!地球上の全ユンギペンが、ゲームでめちゃくちゃ言われて「ボーヤ!?」って憤ってるとこ見たかったと思います…!可愛いな!!
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前回に引き続き、インタビュー内ではPDとしてのユンギのお話がてんこもりでした。他のメンバーが割に「自分自身と今の状況」などの内側について語っているのに比べて、ユンギは「業界の状況」という外側の部分を語るところが多かったのが印象的でした。
もう…なんていうか 全部好きなんですけどね!推しが何しても何言っても!でもこういう時に自分のことだけじゃなくて俯瞰して見れるそのマインドがまた!好きです!!!
(どのポイントから話しても最終的に雄叫びに変わるオタク)
プロデューサーというのは音楽シーンにとって大事な要素であり、なのにほとんどの場合表に出ることはありません。コアなファンは「あの曲と同じ◯◯PDの仕事だからこれも聴いてみよう」みたいな聴き方をすると思いますが、それは本当に一部だと思います…
私はケーポにハマる前、学生の頃なんかにR&BやHIPHOPを聴いてた時期がありまして、それらのシーンではどのプロデューサーの仕事かっていうのが割と大きく語られていた気がします(変態ビートのTimbalandとラファエル・サディーク大好きでした!)。北米のシーンがメインのジャンルですから、業界がものすごく狭いわけです。そして縁を大事にするブラザーフッドなジャンルなだけに、横のつながりから新しいものに出会う事も多かったです。
それに比べてポップスは、かなりの有名PD以外で名前が出てくる事はほぼないですよね。シーンが広すぎますしね。。縛りも少ないし割と何でもありな印象。
それだけに、裏方とはいえ重要な立場であるプロデューサーからこうして現状を聞けることってほぼ無いに等しいわけです。(あっても、有名過ぎる方々だったりするので感覚が一般の人やアーティストとはちょっと違う場合が多い。)それに加えて「KPOPアイドル」としての内情。そんなの赤裸々に発信できる人なんてほぼいません。
中盤、IUちゃんとのeightに触れてくれたのが凄く内容良かった。
なんか…私がフンワリ想像するプロデュース業と違って本当に現実的にお仕事してるんだなって分かりました。考えてみればそれはそう… 現役トップアーティスト(アイドル)に裏方の仕事頼むなんて、よほどの期待と信頼がないと無理でしょう。時間だって要求だってどれぐらい融通してもらえるかわからないのに。そういう依頼主の事情もしっかり理解して、なおかつその枠の中で最善を尽くすという当たり前にハードなお仕事なんだってやっとわかりました。。自分には得るものが少ないのにっていう現実的な話してたのも良かった。得るどころか、リスクが大きすぎますよね。それでもそれをやる意味。ほんとこの人はこれが天職なんだな…。
そして私が最も気になったのが業界の内情でした。
インタビュー内でも話してくれているように、競争の激しいジャンルであることは周知の通りです。だからこそ不当な扱いを我慢しなければならなかったり、ハラスメントを受けたり…色々な事があるのでしょう。実際にKPOPの情報発信アカウントなどを見ていると毎日のように、アーティストが深刻な内容の事件の当事者になっている記事が目につきます。名前も知らない一人一人ですが、皆それぞれ夢を持ってこのシーンに挑戦してきたかけがえのない1人の人間なはずです。。
きっとしゅがよんの耳にも色んな情報が入る事でしょう。「成功したアイドル・アーティスト・表現者」として、この自分がそこでなら息ができる(面と向かってめちゃくちゃに悪口言われたりしないような…笑!)、そんな場所に対して、何かしなくちゃならないと思っている気持ちが強く伝わってきました。
ちょっと話がそれますが、SNS上でのアーティスト保護についても、ここ最近様々な事件や犠牲を経て、やっと規制がしっかりしてきた感がありますよね。事務所がきちんと対応することまでファンが見ているということに、やっと気がついてくれたというか。
2020年の10月頃のことでしたが、SUPER JUNIORのヒチョル兄さんが、悪質なコメントに対して「善処しない。」と言い切り裁判をした事も私は素晴らしいと思いました。。本当ならそれは発信する事すら本人の役目ではないはずですが。本人が言うことで抑止力を期待する意味もあっただろうけど…反応はやっぱり怖かったんじゃないかな、、それにしても強い、かっこいい。
そんな風に闘えない人が大半です。簡単に性差の話を出したくはないですが、こういった業界では女性や若い人はもっと立場が弱いのは簡単に想像がつきます。
表舞台も裏方も全力で挑戦しているゆんぎひょんの口から、そういうビジョンが聞けたこともすごく良かったことの一つでした。
そしてそこから、今のグループの状況として「デチッタ」を例に出してくるインタビュアー様の鮮やかさ!!!わー、、すごいすごい…(語彙力いつもこう)!!
あのミュージック・ビデオの中で、王じゃない僕は異邦人でした。背景は朝鮮時代なのに、車や銃が出てくるのも、その時代に合わないものじゃないですか。僕たちはずっとそうやって生きてきたように思います。
この言葉とても好きです。
「by SUGA」としてはとことん商業的な音楽をつくり、「Agust D」では自分満タンなゴリゴリした音楽、
「SUGA」としては…
BTSの音楽って、一般に思われるほどオシャレな感じじゃないですよね(悪い意味じゃなく、です。)?どちらかと言うとエモーショナルでメランコリックだったり、反骨だったり怒りだったり…すごく感情的な音楽だと思います。
最新のものが生まれみんながそれを競って消費する音楽シーンの中で、一貫して変わらないのはそういう生身の彼らの感情をベースにして曲があるということだと思っています。
トレンドを意識した曲作りというのはRMもSUGAも常々口にしています。けれど商業音楽の激しい波の中で自分たちの音楽を守り続ける彼らは、登場からやっぱりちょっと異質だったのかな。守ってきてやり続けてきてくれて心からありがとうです…!!
あ、それとハンス・ジマーの音楽が好きだって言ってましたよね。多分これですよね… ↓
(えっ?…ちょっと待って安くない?買う。←チョロすぎる)
「インセプション」私もめっちゃ大好き…!だからこの映画好きだって話してた時は脳内で全私が「はいはいはい!私も私もー!!」と一斉挙手でした(2021FESTAの時だったとおもう)。すごく凝った映画でしたね。登場するあれこれや仕組みがすべて、The 魚座&海王星+天王星でした。
あれこれ雑感を書きました。
何度読んでも内容が多すぎるし十分過ぎるほど深くて、書き留めておきたいことがあふれてくるインタビューでした。素晴らしいインタビュー、ありがとうございました✨。
(本文中の引用部分 : Weverse Magazine SUGA「僕は本当にできることがこれしかありません」BTSアルバム『Butter』発表インタビュー 2021.07.31)