中学野球引退から春までにどう過ごすかが大事
高校野球が各地で盛り上がっていますが、中学野球も、部活動では中総体という、3年生にとっては最後の夏が盛り上がっていることだと思います。
僕の住んでる地域も、来週は市大会の準決勝、決勝が行われ、県大会に向けた熱い戦いが繰り広げられるようです。
当然ですが、この時期になると、すでに敗退したチームもあり、そのチームの3年生は、引退、ということになっています。
彼らはここから一転、高校受験に向けて、ゴリゴリの勉強モードに突入することだと思います。
でも、ここから春までの過ごし方は、とても大事になってきます。
▼ 意外と長い
中学野球引退から高校入学までって、なぜだかなんとなく、半年、みたいな感覚を持ちがちですが、意外と長いんですよね。
7月に引退すると、4月までだから、9カ月もあるということになります。
この9カ月を
どう過ごすか?
は、その後の高校野球に大きく影響するので、とても大事だと僕は思っています。
言わずもがなですが、まず何よりもやらなきゃいけないことは、当然ですが
勉強
です。
高校入試に通らなきゃ、高校野球はできません。
だからとにかく、志望校に入れるように、まずもって、勉強をないといけません。
▼ 野球も少しだけでも
次にやらないといけないことは、野球、です。
野球を一旦忘れて勉強一本!
これはこれで、人それぞれの考え方なので、否定はしませんが、僕は、お勧めしません。
なぜか?
それは、簡単にただの人、になるからです。
言ったように、高校入学までとなると
9カ月も
あります。
一年の4分の3です。
それほどの期間、野球にまったく触れないとすると、どんなに優れた選手でも、いっぺんで、ただの人になります。
だから、勉強を主軸にして時間を使いつつ、少しだけ、
高校野球の準備
もした方が、絶対に良いです。
▼ スタミナを落とさない
中学を軟式野球部で過ごした選手なら、とりあえずやらなきゃいけないことは、
硬式ボールでのキャッチボール
です。
軟式に比べると、かなり重くなるので、まずはそれに慣れましょう。
遠投する必要はないと思います。
塁間程度の距離をしっかりと投げるようにすると良いと思います。
捕る練習にもなります。
硬式球を捕る衝撃って、けっこうなものです。
僕は高校で、硬式を始めてすぐに手首を痛めました。
身体が小さかったし、かなり非力であったことも大きく影響したと思いますが、グラブをはめる側の手首を痛めました。
キャッチボールと同じくらい大事なのは、ペッパーです。
打つ感覚は、これまた軟式とは劇的に違います。
それと、ボールの弾み方も、劇的に違います。
ペッパーで、バッターの時には打感を、投げる役の時は打球の弾み方を、感覚として掴むようにすると良いと思います。
ということで、まずは硬式球に慣れる、ということをやったら良いと思います。
ただこれは、心配しなくても、すぐに慣れます。
最も大事なことは、スタミナ、です。
中学野球を3年生まで続けて来たのなら、かなりのスタミナがついているはずです。
これを、落とさない。
そのためにやることは、僕は
ランニング
だと思います。
しゃべりながらのペースで良いので、1時間走る。
この
1時間走
というのが、ひとつの目安だと、僕は思います。
これはなんの根拠もなく、ただ単に僕の経験からですが、
1時間走ることができる人は何時間でも走ることができる
ということが、本当に単に僕の経験則上ですが、あります。
だからとにかく、1時間走、です。
そういうわけで、中学野球を引退した選手が高校入学までにやった方が良いことは
まず、勉強
次に
硬式球での
キャッチボールとペッパー
それと同じくらいでランニング
週に一度は1時間走
です。
そしてその目的は、
志望校に入る
硬式球に慣れる
スタミナを落とさない
です。
以上でーす。