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学童野球に競争は必要ないと思う
学童時代に、学童野球のチームに入ると、試合があって、そこはやっぱり野球の試合ですから、少なくとも試合開始時には9人しか試合に出られないということになります。
スタメンってヤツですね。
そしておおむねそのスタメンの9人が、レギュラー、と呼ばれる選手になるんだと思います。
他の選手は、控え、補欠、2番手、2本目などと呼ばれるんですかね。
チーム内の競争に勝った選手が、レギュラーとなり、負けた選手が、控え、補欠、2番手、2本目、となる。
僕は、学童時代には、そういうものは必要ないと思っています。
▼ 「野球は楽しい」を刷り込む時期
学童時代に、競争は必要ありません。
必要ないというか、あったらそれは、むしろ弊害でしかありません。
レギュラーになれなかった選手は、試合に出られないからです。
試合に出られないと、面白くありません。楽しくありません。
そりゃそうでしょう。
練習して、練習して、練習して、いざ、試合となると、応援。
楽しいはずがありません。
でも実際、学童野球ではこういうことが普通にやられています。
これだから僕は、レギュラーだ控えだ補欠だという選別は必要ないと思うし、そのための競争も必要ないと思うのです。
学童時代は、みんなで楽しく野球をやれば良いと思うのです。
学童時代はとにかく「野球ってこんなに楽しいんだね!」ということを、選手のDNAに刷り込む時期なんだと、僕は思っています。
▼ そのうち確実に訪れる
でも、
みんなで楽しくなんて、生優しいことではダメだ!
厳しい競争に勝ち抜く経験が大事なんだ!
などと言う考えが学童野球界では多数派なんだろうし、だから実際に、学童野球で厳しい競争がされているのだと思います。
ただ、僕が思うのは、
野球を続けていれば、そのうち確実に、どこかの時点からか、それはそれは、厳しい厳しい競争の世界線になっていく
ということです。
メンバーを外れた途端、サポート役になる。
メンバーを外れた途端、応援団になる。
そうやって、野球の練習すらやらせてもらえない。
さらに言うと
競争に負ければ肩を叩かれる。
そういう世界になる。
そうなるんです。
でも、その世界で、そんな厳しい競争の世界で、生き抜いていかなきゃいけない。
辻を這いつくばってでも、生き抜いていかなきゃいけない。
はたから見てると、とても辛い。胸が締め付けられる思いです。
でも本人は、そういう厳しい厳しい競争世界で必死に戦っている選手本人は、
まったく辛くもキツくもない。
ただただ、もっと上手くなりたい。
ただそれだけ。
そんなもんなんです。
根っ子に、野球が大好き、があるから、辛くもキツくもないんです。
DNAに、「野球は楽しい」が刷り込まれているから、その楽しい野球を、思う存分楽しんでいるだけなのです。
学童野球に競争は必要ないと思います。
それは決して生優しいのではありません。
やがて来る、途轍もなく厳しい競争世界を生き抜く準備、なのです。
学童野球に、競争は必要ありません。
以上でーす。
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