応援される選手
ホークスの
上林選手
来季からドラゴンズでプレーすることになりました。
この選手は、僕はとってもとっても、応援しています。応援したくなるんです。
僕はよく、息子や娘に
応援される選手になりなさい
と言ってきました。
上林選手は、応援される選手、なんだと思います。
▼ クライマックスでの涙
数年前のクライマックス。
この年のレギュラーシーズンで、上林選手はレギュラーで活躍しました。
でもたしか、シーズン終盤は少し、調子を落としていたような記憶です。
チームは、クライマックスを勝ち抜きました。
試合後、監督インタビューの行われている時、テレビカメラがベンチ前に座っている上林選手を捉えました。
上林選手は、
泣いていました。
他の選手が、みんなクライマックスを勝ち上がった喜びに浸って、満面の笑みを浮かべる中、ひとり、上林選手は泣いていました。
シーズンではレギュラーとして活躍した。
でも、クライマックスでは、試合に使ってもらえなかったのです。
大事な試合で、使ってもらえないという、不甲斐ない自分への涙でした。
悔しい、という涙でした。
チームはクライマックス突破を決め歓喜に湧く中で、ひとり
悔しい
という思いを抱いていた選手です。
▼ 応援される選手
上林選手は、その後は不運なケガが重なったりして、らしいプレーはなかなか見ることができなくなりました。
でもなんでしょうか。
代打や代走や守備固めで試合に出る上林選手からは、僕は、
野球に対するひたむきさ
というものを思い切り感じて仕方なかったのです。
野球の神様は、こういう選手を絶対に見放さないだろうなって、そんなことを上林選手から、感じるんです。
どのプロ野球選手も、野球に対してひたむきなんだろうけど、上林選手からは特に、そのことを感じます。
応援される選手。
ドラゴンズに行っても、熱烈応援しまーす。
以上でーす。