プロ野球選手の気遣いを感じた場面
昨日のホークスVSドラゴンズの試合。
ホークスドラフト3位入団の廣瀬選手が、プロ初ヒットを打ちました。
ここまで4試合にスタメン出場していましたが、16打席でノーヒットが続いていました。
しかし、5度目のスタメンとなった昨日、8回に見事、センター前ヒットを放ちました。
▼ ボールがホークスベンチ前に
一塁ベース上で、ポンと手を叩いて少しだけ喜んだ様子の廣瀬選手でした。
僕はこの場面、テレビで観ていたのですが、画面がホークスベンチ前へと代わりました。
そこに映ったのが、ベンチに向けて、コロコロと転がってくるボールです。
廣瀬選手の初ヒットを打ったボールが、転がって来たのでした。
廣瀬選手には代走が出されたので、ヒットを打った後すぐにベンチに戻って来て、そのボールは、ちゃんと廣瀬選手の手に渡されていました。
渡したのは、慶應の先輩、柳町選手でした。
▼ プロ野球選手の気遣い
普通に考えてみると、センター前に打ったボールだから、そのボールはドラゴンズのピッチャーに戻されて、試合再開となるんじゃないかなと思うのです。
(ボール交換するかな?)
ただテレビで観ていた感じ、転がって来た方向からすると、フィールド方向からホークスベンチ方向に向かって転がって来たような記憶なんです。
とすると、ドラゴンズの選手が、ホークスベンチ向けて転がしたんだと思うんですよね。
そう思うと、なんかとてもあたたかい気持ちになりました。
ドラフト3位入団のルーキーが、苦しんで苦しんで、ようやく初ヒットを打った。
本人はもちろん、親御さんをはじめ、これまで廣瀬選手に関わってきた方々の気持ちはいかばかりか。
そういうことに思いを至し、初ヒットのボールを届ける。
日本最高峰のトップレベルの舞台で、しのぎを削っている選手同志だからこその、気遣いなのだと感じました。
改めて
野球って良いなぁ
と思った場面でした。
以上でーす。