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冬トレ期間に気を付けておくこと その2 〜 何をやってるのかを分かってやる
12月になりました。
おそらく多くの野球チームが、冬トレ期間に入ることだと思います。
昨日の記事では、冬トレ期間に気を付けておきたいことについて、全体的な心構え、みたいなことを書きました。
コチラです↓
『少年野球選手が冬トレ期間に気を付けておくこと』
https://note.com/yujihara/n/n2b3d485c3b3e?sub_rt=share_b
ザックリまとめると、冬トレ期間も野球選手なんだからボールやバットにたくさん触ろうね、みたいなことを書いています。
今日は、冬トレ期間には冬トレとして、いろいろなメニューをやると思うけど、やるのなら、ちゃんとそのメニューの目的を分かってやろうね、ということを書いてみようと思います。
(というか、これが言いたいことの全てなのですが…)
▼ 何をやっているのかを分かっておく
冬トレで陥りがちなのが、
キツイ合戦
辛い競争
です。
とにかく、トレーニングをやってクタクタになればそれで満足して、今日も頑張ったぞぉ〜っ!っていい気分になるみたいな…
当たり前の話だけど、冬トレメニューに限らず、練習には、必ず
目的
があります。
このメニューをやるとこういう成果が得られる、ということが、必ずあるわけです。
だからやる方も、やらせる方も、そこをちゃんとして明確に理解しておく必要があります。
ただ闇雲に、キツイメニューをこなしても、辛いドリルをやっても、
それをやると何が得られるのか
が分かってないと、それはただの自己満足でしかありません。
例えば、ランメニュー。
ダッシュを何本も繰り返すのは何を獲得したいからなのか。
長距離をゆっくり走るのは何を獲得したいからなのか。
砂浜ダッシュは?
おんぶして走るのは?
これらのメニューは冬トレメニューとして、普通に、よくやられるメニューだと思います。
(僕にはその目的が分かりませんが…)
▼ やっぱり勉強が大事
そんなことをツラツラ考えると、やっぱり勉強って必要だし、大事だよなぁって、改めて思う訳です。
また、専門家に教えを乞うということも、大いにありの選択肢だと思います。
例えば、ダッシュを何本も繰り返すって、おそらくだけどやってる方は、走力の向上、つまり、速く走ることができるように、ということを目的としているのだと思います。
でも、本当に、ダッシュを何本も繰り返せば、速くなれるのでしょうか?
陸上部の短距離の選手の練習を見てみると、決してそうではないことが分かります。
短距離の選手って、ダッシュを何本も繰り返すことは、やっていません。
一本走ったら、かなり長いことゆっくり歩いたりしています。
あたかも、何にもせずに練習をサボっているようにすら見えます。
ダッシュって、それほど筋肉に大きな負担がかかるのです。
だから完全に回復させて、それから次の2本目をやるのです。
そういうことを知らずにか、あるいは、知っているけど敢えてなのか、野球部の冬トレは、ダッシュを短時間に何本も繰り返します。
速く走りたいなら、陸上部に教えを乞えばいいのです。
そんなこんなで、指導者は、冬トレメニューと称して選手たちにトレーニングをさせるなら、ちゃんと目的を伝える、ということをやらなきゃいけないし、選手は、
このメニューをやればどういう成果が上がるのか
を分かってやらないといけないということだと思いますね。
絶対にやっちゃいけないのは
意味も分からず、やれと言われてるからやる
という状態で、キツイ、辛いに満足することです。
以上でーす。
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