カグラバチは面白いぞ〜巡るオサレ漫画の系譜・新星〜
今、カグラバチが“ぶアチぃ“。
2024.10.4、カグラバチの第4巻が発売されました。
この漫画、少年ジャンプに連綿と受け継がれてきたオサレ漫画の超新星であり、そのどれと比べても遜色ない魅力を持っています。
【次に来るマンガ大賞2024】で2位にほぼトリプルスコアをつけ圧倒的大賞に輝いた、説明不要の令和ナンバーワン漫画“カグラバチ“をなるべくネタバレ無しで紹介します。
あらすじ
てな感じでカグラバチは刀と妖術による王道バトルアクション漫画です。
作者は外薗健。過去にはジャンプGIGAや本誌に読切を掲載していますが、連載はこれが初めてっぽいです。とんでもねぇです。
※因みに主人公チヒロが使用する妖刀“淵天“は過去の読切作品“炎天“由来じゃないかなって声も。
•ワクワクする見開きと超画力
まずはこの見開きを見てください。
これ、新連載第1話の巻頭カラーです。やばいでしょ。鳥肌立つでしょ。
僕は電子版でジャンプを買ってるんですけど、新連載どんな話かな〜って読み始めたらいきなりこれが目に入ってくるんです。厳密にはこの前にもう1Pあるんですけど。
そしてこれ。オサレって言った意味、分かりますよね?
主人公チヒロの妖刀は彼の持つ玄力(BLEACHでいう霊力、ナルトでいうチャクラ、呪術廻戦でいう呪力)を金魚の形で具現化します。
…金魚?金魚はオサレすぎるでしょ。
こんな感じの超画力によって描かれるオサレ能力がカグラバチには数々登場します。
・ちゃんとストーリーも面白い
カグラバチは絵が上手いだけじゃねぇぞ。ストーリーもバチバチにおもしれーんだぜと。
ネタバレなるべく無しとは言ったんですけど1話の範囲だけはちょっと許してください。
①悪党は滅せよ!
チヒロの原動力は父親と同時に師匠でもあった国重の打った6本の妖刀を奪い、彼の命までも奪った集団への復讐を完遂することです。その為彼は悪党には度が過ぎる程の冷酷さを見せます。
“主人公が人を殺すことに葛藤する“こんな場面は多くの主人公の主人公たる属性を垣間見ることができる、物語の醍醐味でもあります。
しかしチヒロに不殺なんて概念は存在せず、悪党は片っ端から切り刻みます。
この“悪即斬“の爽快さはカグラバチの魅力の一つです。
②キャラクターの頭の回転の早さ
カグラバチは多様な能力に加え、高次元の心理戦が魅力の作品でもあります。
基本的にチヒロ側は数で劣勢を強いられており、妖刀持ちという大きなアドバンテージは有るものの簡単に物事は進みません。そしてお察しの方もいるかもしれませんが
“妖刀が奪われているということは…“
この心理戦の要素が最も強く見られるのが3巻から入る“楽座市編“
必見です。
③1話から個人的に名シーン抜粋
刀鍛冶の功績は伝説級だが父親としては抜けているというかかなり天然な国重。そんな彼が息子であり、弟子であるチヒロを両側面から導くシーンです。
追いかける父親の背中の大きさを語らずとも確かに、正しく認識しているチヒロ。地味ながら作者の実力が見える名シーンです。
まとめ
今こそ読め‼️“カグラバチ“を紹介しました。
今回はかなりネタバレをしないように紹介したので本当はもっと語りたい魅力が沢山あります。
今後も右肩上がりに盛り上がっていくこと間違いなしのこの漫画を是非読みませんか!?