銘言アンソロジー ⑩ 「かねがね かねがねえ」
かねがね かねがねえ
源平討魔伝
1986年、ナムコがアーケード用に開発したゲーム「源平討魔伝」に出てくる駄洒落。
「だじゃれのくに」というステージがあり、スタッフの似顔絵が駄洒落を連発してくる。
原作を知らないと何を言ってるのか理解できないかもしれないが、筆者の筆力のせいではない。実際、何の脈絡もなくそのステージが始まるため、説明のしようがないのだ。動画を載せておくので確認して欲しい。
すごい世界観だ。隠しステージならまだしも、メーンのルートに出てくるのだから驚く。平家の恨みを晴らす復讐劇もぶち壊しだ。
ただ、駄洒落のクオリティは高く、感情のひだをくすぐるようなセンスはオタク文化ならではだろう。
他にも「まじんは ひまじん」という珠玉の名作を生み出している。後世に残していきたい。
余談だが、このゲームには旋風剣という肩が外れたように剣を車輪のごとく回す必殺技がある。その状態でも硬いものを切ると刃こぼれする謎の仕様はプレイヤーをも震撼させた。