広告を売っている僕がインハウス化を勧める理由
こんにちは!株式会社カラバオの村上ユウジです。
最近は今までは知らなかったこと・やったことがないことができるようになったり、そう思ったらまた知らないこと・やったことないことが発生してという無限ループの日々を過ごしています!
今回は僕の頭の整理も兼ねて「インハウス化」をテーマに書いてみたいと思います。
ここで言うインハウス化は広告運用をメインに考えています。
インターネット広告の代理店での経験からの考えなので、事業主の方とは違った見方になるかもしれません!
インハウス化とは?
インハウスとは「企業内の」などを意味する英単語です。アウトソーシングの反対で自社内で業務を行うことを指します。
そのような意味から広告運用のインハウス化とは広告代理店に運用を依頼するのではなく、自社内で運用していくことを意味します。
【メリット①】商品のことは自社の方が詳しい
これが僕がインハウス化を勧める1番の理由です!
広告代理店の担当者は広告のプロなので広告に関しては事業主の方よりも知識を持っているはずです。
しかしその商品に関してはプロではありません!なのでまずはその商品を知るというプロセスが発生します。
ただ1人で複数案件を担当しているケースがほとんどであるため1社の商材に対して深く理解することが難しいかもしれません。まして長い時間その商品に携わってきた自社の担当レベルになることは難易度高すぎます。
さらに商品の対する「思い」も自社の担当者の方が強いはずです!
自社の持っている商品知識を広告にもダイレクトに反映しやすい。さらに商品への思いが強いのでモチベーションが高いということもインハウスするべき理由だと思っています。
【メリット②】自社ノウハウとデータの活用が可能
自社の販売実績や顧客データなどは広告においても強力な武器になります!ただそのデータを広告代理店に公開することができない場合も少なくないでしょう。
さらに昨今、ITPやCookieの規制の影響で広告から得られるデータは減少しています。
広告から得られるデータのみならず、様々なデータを駆使することが広告で成功するための重要な要素となります。
【メリット③】スピード感のあるPDCA
PDCAを高速で回していくことがビジネスにおいて重要なのは言うまでもありません。
広告も同様にPDCAを高速で回すことが成功の鍵となります。
しかし広告代理店にお願いしている場合、依頼から返答・実行までの過程に時間を要します。代理店の営業から運用担当への連絡などコミュニケーションコストが高くなってしまいます。
さらにレポートのタイミングも週次や月次など決まっていることが多く、結果の把握をスピード感をもって行うことができません。
自社内であれば常に配信結果を確認できますし、コミュニケーションコストを抑えることができます。
社内で完結するので様々なことをコントロールもしやすいはずです!
【メリット④】広告運用ノウハウの蓄積
これは自社でやるからこそのメリットですね。広告代理店に任せていると知れなかった運用の知識がわかります。
身につけるべき知識は多いですが、運用ノウハウが溜まれば成果はあがりやすく業務の効率化も可能です。
【メリット⑤】広告代理店の事情に左右されない
広告代理店にも事情があります。。。
代理店の担当者は自社のみを担当しているわけではありません。複数社担当していてどうしても1社にフルコミットすることができません。
そこで案件によって優劣をつけてしまわなくてはいけません。
本当はすべての案件にフルコミットしたいのですが、どうしても忙しくなってしまいがちな業種でそこに働き方改革なども合わさって苦しい状況が想定されます。
(このあたりは思うこともあるので別で書こうと思います!)
【デメリット①】人材の確保が必要
インハウス化すると人材の確保が必要となります。
広告運用の知識がある担当者を見つけることは難しいです。運用型広告を中心にデジタルマーケターと呼ばれる人材は不足しています。
経験者を採用することが難しいとなると自社で担当者を育成する必要があります。
そこで広告代理店に依頼するとかからないコストがかかってしまうことになります。
【デメリット②】情報のキャッチアップが難しい
運用型広告の世界は凄まじい勢いで変化しています。そういった新しい情報を自社でキャッチアップするのはなかなか困難です。
広告代理店には各媒体の担当者がついていることが多く、代理店内での研修なども頻繁に行われています。
情報感度という点では専門でやっている広告代理店に軍配が上がります。
【番外編】お金の話
よくインハウス化することで運用コスト(お金)を抑えることができるという意見を見ますが、これは状況によって違います。
多くの広告代理店は予算に対して◯%の手数料を受け取る形をとっていますが、予算が少なければ手数料は少なくなるのでインハウス化するよりも遥かに安いコストで広告出稿が可能です。
もちろん最低出稿金額を設けている場合がほとんどですが、それでも低予算でも対応可能な代理店も存在しています。
僕が考える上手な広告代理店との付き合い方
自社の苦手な部分を補ってもらう存在として広告代理店と関わっていくことが良いと考えています。
であれば「広告代理店にお願いするのと変わらないじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、「丸投げ」とは違います。
あくまで自社が中心となって施策を実行していく。その過程の中で足りない部分が見えれば広告代理店に補完してもらう。といった形が良いと考えています。
具体的には下記の分野で協力してもらうことが良いのではないでしょうか!
人材教育
情報提供
代理店のみ取り扱い可能な広告メニューの出稿
広告代理店のプロの知識で自社内の人材の育成を依頼すること。わからないときに質問ができる存在がいることは心強いです。
さらに新しい情報や自社のためになる情報の提供など自社のレベルアップのためのサポートを依頼することが良いと思います。
またメディアレップ(代理店)を通してのみ出稿できる広告もありますのでそういった分野では頼ることをおすすめします。代理店しかできないならしないという判断をするのではなく、自社のために効果的だと思えばそういった広告メニューも積極的に利用することをおすすめします。
最後に
約1ヶ月ぶりのnoteいかがだったでしょうか?
自分的には文章下手だな〜というのを改めて感じましたwもう少し投稿回数増やして自分の文章力のトレーニングの場にしようかなと考えています!
そして最後に少し宣伝!
弊社、株式会社カラバオではインハウス化支援に力を入れています。広告の運用代行も行っていますが、インハウス化支援を行うことが企業の持続的な成長のサポートとしての効果が大きいと考えています。
運用型広告に限らずマーケティングの講習会なども行っていますので、興味がある方はホームページ、SNS問いませんのでご連絡いただけますと幸いです!
ホームページ:https://carabao.co.jp/
それでは!!