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「初めての人生の歩き方。――毎晩きみにラブレターを」第428話:目に見えない世界。

初めまして。小説家と詩人とシンガーソングライターを目指して日々色々と足掻きながら生きている有原悠二と申します。
詳しい自己紹介はこちら⇒https://html.co.jp/yuji_arihara

〇2021年3月20日(土)の日記

 家の中になにかがいる、と彼女が言った。

「昨日から、部屋の中に誰かがいるの。それはなんていうのか、いる、という感覚しか分からないんだけど」

 怖い感じ? と聞くも、特に怖くはないらしく、それなら悪霊とかではないのかと思い、あまり気にしていなかったんだけど、晩ご飯を食べ終わり、みんなでダラダラとテレビを見ているときに、彼女の視線が廊下側に向いた。

「いま、なにか白いのが横切った」
「人?」
「ううん、違う。なにか白いの」
「怖い?」
「特に」

 霊がいるかどうかは、ぼくには分からないけど、目に見えない存在はきっといる。だって、そうしないと、人間が存在していることにならないのではと思っているからだ。ぼくはふと、つげ義春さんの「ゲンセンカン主人」の中に出てくるセリフを思い出した。

「前世? 前世ってなんのことです」
「鏡です」
「おばさんはそう信じているのですか」
「だって、前世がなかったら私たちは生きていけませんがな」

 目に見えない世界。その世界にぼくたちは生きている。そうして、一番見えていない「自分」に翻弄されながら、今日も夜が更けていく。

☆きみにラブレター

話したいことよりもなによりも、ただ逢うために逢いたい。
竹久夢二

逢いたい。その思いで、僕は今日も生きてきたように思う。春分を迎え、春の陽気が現実的になり、遠くから鶯が聞こえました。

春。

いつだって、ぼくのそばに君を感じていたい。だから、逢いたい。そう思うのです。

★初めての人生の歩き方

今年も残り286日。

なわとびを飛ぶように、

きみをさえぎるものはなにもない。

ゆけ、その小さな足で、いきたいところに。

今日も頑張ったね。

また明日。

☆今日の名言★

しないではいられないことを、 し続けなさい。
水木しげる

「好きなことで食っていけるほど人生は甘くない」

それは好きなことを諦めた人のセリフで、

好きでもないことで成功するほど人生は甘くないはずだ。

好きをもっとに好きに。

そうすれば、例え成功しなくても、好きなことをしていられるだけで、幸せだと思う。

いや、きっと、それが成功。

好きは、その時点で、すべてを叶えてくれる。

しないではいられないことを、 し続けよう。

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