「初めての人生の歩き方。――毎晩きみにラブレターを」第457話:ハッピーバースデイ娘

人生で最も重要な日を二つ挙げるなら、それは生まれた日と、その理由を見いだした日だ
マーク・トウェイン

(Mark Twain, 1835年11月30日 - 1910年4月21日)、本名サミュエル・ラングホーン・クレメンズ(Samuel Langhorne Clemens)は、アメリカ合衆国の著作家、小説家。

まずは嬉しいご報告を。

ひっさしぶりに詩誌に詩が掲載されました。
「詩人会議」の7月号と8月号です。
緊急事態宣言で図書館が空いてなく確認できずにいたのですが、先日行ってみたら載っていたので「載ってるじゃん、うれしい」と思いました。

画像1

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掲載された詩はまた改めてこちらにも投稿させていただきます。読んでいただけら幸いです。よろしくです!


 さて、今日は娘の誕生日。あっという間の誕生日。

 娘はぼくの本当の娘ではなく、彼女の元旦那の子。でも最近は向こうからは一切連絡がなく、そもそも離婚した理由も向こうのあまりにもエグいハラスメントと金へのエグい執着だったので、ぼくは正直連絡がなくて安心していたんだけど、今日、突然連絡が来たそうだ。そして今度の日曜日に二人で遊びに行くという。

 うーん、と正直なった。
 なにを今更、とね。

 しかもその日はプールの約束もしていたのに。

 でも、仕方ない。
 娘の人生は娘のものだし、所詮ぼくはパパではない。
 二号だ。パパ二号。またはなんちゃってパパだ。

 なんかそう考えたらかっこいいぞ。
 仮〇ライダーとかウルト〇マンみたいだ。

 この複雑な気持ちを表す言葉がないのが残念だけど、こういう気持ちは別に悪いとは思っておらず、分析していくと嫉妬に近いものがあるので面白くもあるんだけど、やはり血の繋がりを考えてしまう。

 どんな親でも親は親。
 どんな子でも子は子。

 ぼくだってどちらかというとえエグい子供だったと思うから、まったく親と言うものはすごいと思う。

 それでも、娘は娘だ。
 例え血が繋がっていなくとも、娘であることに変わりはない。
 誕生日ケーキの火を吹き消すときの目のきらめきを、ぼくはこれからもずっと愛おしく思うだろう。

 きっと思う。

 そう思う。

 夜の風が吹いた。
 遠くで虫が鳴いている。
 未来の足音は心地よく地面を揺らしている。

お誕生日おめでとう。

初めての人生、ぼくの両親はたまたま離婚をしなかった。

初めての人生、きみの両親はたまたま離婚した。

そこになにか意味はあるのだろうか。

そこに意味なんてないのだろうか。

どっちでもいいのかもしれないね。

きみはきみで、ぼくはぼく。

これからもよろしくね。

今日もありがとう。

今年も残り173日。

またね。

――――――――――

最後まで読んでくれてありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

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