時間がゆっくり流れる空間
すっかり冷めてしまった紅茶。読み始めた本はキリのよいページまで、あともう少しかかりそうだ。店内にはまだボク以外に1人いるから、長居してごめんなさいという気持ちを誤魔化しながら文章を堪能した。
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友人のストーリーに流れてきた本を落ち着いて読める場所を求めて初めて訪れたカフェは、カウンター席それぞれにドライフラワーが置かれている。店内に入ったときに見つけた右側が壁の席を迷うことなく選んだ。2席隣には、明るい髪色の女性がいた。
大きなクリップが付いた木の板には、紅茶の種類