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自分と向き合いずきると…

 “自分と向き合うこと”


私は自分の心の声を聞くことが好きで、また、これまでに自分の本音、心の声をしっかり聞いてあげるという事が少なかったから、そこにかける時間が多い。

最近は、就活の講座に参加した事で、ますますその重要性を実感していた。自分と向き合わなければいけないと思い、できる限り多くの時間、部屋に篭り、何時間も何日間も自分と向き合う事を続けていた。

いわゆる”自己分析”をしていく中で、私は「緊張しやすい」性質があるという事に気づいた。たしかに、緊張しやすいがために、大きな舞台や大事な場面で自分の力を出せなかったり、日々の生活でも、相手に何かをしてもらう事ばかりを考えていたりする自分がいる事に気づいた。

何日間も「そうしてしまう理由が何故なのか」を考えていると、ある言葉を見つけた。

緊張するのは、自分が周りの人からどう思われているのかばかりを気にしているから。それはつまり、ベクトルが常に自分にあるに向いている状態なんだよ。

心の中で薄暗く、モヤモヤしていた雲が一気に風で吹き飛ばされたような瞬間だった。

緊張してしまうのは、自分の元々の性格だから直せっこない!と思っていたのに、まさか、自分の事を自分で苦しめていたなんて…。

「自分が周りからどう思われているかな」
「下手くそだと思われたら嫌だな…」

そうやって、ベクトルが「自分、自分、自分」と、内にしか向いてないため、過度な思い込みから自分の持っている実力が出せなかったり、与えてもらう、何かしてしもらう事ばかりを期待する指示待ち人間になってしまっていた。

自分自身と向き合う事は決して悪いことではないし、反対に、ベクトルが外に向きすぎて自分を蔑ろにしてしまっては、自分の本心が分からなくなってしまう事につながるため、危険なことである。しかし、実は自分にベクトルが向きすぎている事が、自分自身を苦しめている原因なのかもしれない。

外(=相手、他人)にベクトルが向いているからこそ、相手のために自分ができる事を考えるきっかけになったり、自分の周囲の状況を客観的に見れる事ができるようになったりする手助けになる。

内と外の”バランス”を上手に取っていくことが、モヤモヤを晴らす一つの手段になるのかもしれない…


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