
思った通りの結末
元恋人とのLINEの履歴を消した。身軽になった。正直言うと本当に好きだったかどうかよくわからない。
好きじゃなくてもいいと言われ付き合い始めた。誰かと付き合うための好きがどんなものか分からなかっただから分からんことを正直に伝えたらそれでもいいと言われた。真正面から向き合っていなくてもいい。隣で同じ方向向いてるだけで良いじゃないかと。その言葉と一緒になんか素敵な曲が添えられていたけれどその曲もすっかり忘れてしまった。
2人でいても無言の時間が長かった。たぶん緊張していた。あの人といる私のことを私はあまり好きではなかった。その時点でわかっていたはずだった。ほんのわずかに、もしかしたら覆るかもしれないと思っていた。これが好きなのか!と気づく瞬間が来るのではと。今回は例外なのではないかと。ながく付き合えば変化するのではないかと。思っていたけれど最初の違和感は間違っていなくて結局想定内の結果となった。 筋書き通りでつまらない。人生はもっとまさかの連続なのではないのか。
あれこれ考えずに自分のことを手放しで好きでいられる相手と一緒に居たい。
そう思うことは我儘なのだろうか。